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2021年1月8日(金)2021 幸せのモノサシ 武田 仁

 新型コロナウイルス感染拡大により緊急事態宣言が出されました。2021年。日々の暮らしや働き方が大きく変わろうとしています。巣ごもりの中にあり、自分の時間ができて、消費や食生活を改めたり、学び直したり、チャンスととらえる人もいます。年賀状の何枚かにも、そんな新春の報告がしたためられていました。


 思い出してください。ラッシュにもまれて出勤し、長い会議をこなし、夜には関係者との会合で遅い帰宅・・・、昨年までの光景です。そこでは株価の推移、経済成長率、企業業績、消費支出といった経済指標が主役で、幅を利かせていました。ただ、これらの指標が高いだけでは、その国の本当の豊かさを示すことはできません。モヤモヤを抱いていたところ、「幸せ」を計測する会社があると聞いて取材しました。


 その会社は、日立製作所の矢野和男フェローがCEOを務める「ハピネスプラネット」。ハピネスの技術を使うと、スマホのアプリを通じて人間の幸福度を「ハピネス関係度」として可視化してくれます。矢野氏は「幸せな人たちが働く企業の生産性は高い。生産性が高いから幸せなのではない」と話し、普及へ今後の戦略を語ってくれました。


 幸福度が目に見えれば、問題点を改善して満足度を高め、企業の生産性向上へとつなげることができそうです。日立といえば、電力、エネルギーといった力強い、ものづくりのイメージが沸いてきますが、デジタル時代へと舵を切っていることも実感しました。コロナ禍の今だからこそ、テレビ番組の制作も世の中に合わせて「新常態」を見付けなければ・・・、矢野さんの話を聞いて感じた次第です。


日経プラス10プロデューサー
武田仁

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