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2019年9月20日(金)日本の資本主義の父、渋沢は現代に何を語る? 酒見幸浩

 有名人や財界人の名言・格言を読むと現代に通じる教えがあると思う時があります。


 「私利・公益と区別をつけて行う商売は真の商業ではない」と語ったのは、2024年に新1万円札の顔となる渋沢栄一。商業を営む目的は私利私欲でなく公利公益だと。


 公に利益になることをすれば私利にもつながる、ということですが、先進IT企業「GAFA」に代表される勝ち組企業ばかりが闊歩する現代グローバル社会。また、一流企業の経営トップの不正報酬や品質データ改ざんなど、もし渋沢が生きていたら、どう思うのでしょうか...。


 金融、製紙、紡績、保険、運輸、鉄道など多岐にわたり企業の設立に関わった。その数500社。うち約300社が創業から120年の時を超えて今も存続しています。東京商工会議所が1878年(明治11年)につくられると、渋沢が初代会頭に就きました。


 現在21代目の三村明夫会頭に「今、渋沢氏が生きていれば...」ということを聞くことができました。「経営者、とりわけ民間企業がんばれ、諸外国にも征服されそうだった明治初期の方が大変だったと、100歳先輩に喝を入れられたでしょう」。1940年生まれの三村会頭が「まだまだ道半ば」と語ってくれたのが印象的でした。


 「日本の資本主義の父」「日本近代化の父」といわれる渋沢栄一。彼の人生をたどりながら、これからの日本経済の指針となる「渋沢資本主義」を考える番組を9月29日(日)夜7時から放送します。


 「経済スペシャル令和×渋沢栄一 日本型経営の源流を探る」。小谷真生子が番組ナビゲーターとして渋沢氏の軌跡をたどります。単なる偉人伝ではなく、人間臭いエピソードも交えて渋沢栄一像に迫ります。


日経プラス10プロデューサー
酒見幸浩


 なお、9月22日(日)夜7時からは、昨年末に放送した「小谷真生子経済ルポスペシャル トヨタ100年の死闘」を再放送します。渋沢とトヨタ、BSテレ東の2つの経済特番、ぜひご覧ください。


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