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2018年10月5日(金)投資家の驚くべき「忘れる能力」 岸本好正

 2008年に起こった金融危機「リーマン・ショック」から10年ということで先月、フランスとアメリカを訪れて取材してきました。お会いしたのは、ヨーロッパ中央銀行(ECB)前総裁のジャンクロード・トリシェ氏と、アメリカのFRB(連邦準備制度理事会)の副議長を務めたプリンストン大学のアラン・ブラインダー教授です。


 アメリカとユーロ圏、それぞれの金融政策を決めてきた責任者2人は、日経プラス10のニューヨークからの中継でもお伝えしましたが、そろって「次の危機」の可能性を指摘しました。


 リーマン・ショック当時にユーロ圏の金融政策の責任者として対応にあたったトリシェ氏は、危機を封じ込めるために主な中央銀行がとった超低金利政策によって、お金が借りやすい状態が続いたことで、世界的に債務(借金)が膨れ上がっている状況に危機感を示しました。


 ニューヨークのダウ平均株価は、今月に入って最高値を更新し、日経平均も27年ぶりの高値をつけました。ただ、ブラインダー教授はインタビューで「金融危機最大の教訓」を教えてくれました。「投資家の『忘れる能力』は驚異的ということだ」


 マーケットの注目は、来月初めのアメリカの中間選挙に移っていきます。番組では来週、特集で情勢や選挙後の展望などを詳しく分析します。


日経プラス10キャスター
岸本好正


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