番組表

おとなの旅

2014.10.27

松崎


「技と美の共作」。

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絵を学んだ左官職人の技が生み出した、漆喰細工・「鏝絵」。寺の欄間を飾る作品は、およそ170年前に作られたものです。長八は、漆喰に様々な色彩を施し、「鏝絵」を、芸術の域にまで昇華させました。

街には、今も鏝で漆喰の作品を作り続けている左官職人がいます。蔵づくりの活動にも参加している中村さんは、長八の「鏝絵」に魅了された一人です。

漆喰を薄く塗った板の上に下絵を描き、その上に漆喰を盛り上げて塗って行きます。1時間ほど乾燥させた後、輪郭や線を細かく刻み、形を整えます。浮かび上がるような絵が出来上がるのです。長八の故郷である街には、彼の作品を集めた美術館があります。

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展示されている作品は、およそ60点。芸術性の高い「鏝絵」が、目を楽しませてくれます――

街の散策でも、「鏝絵」と出会うことが出来ます。明治初期、呉服商として財を成した豪商の土蔵。扉の内側に施されたのは、空を飛ぶ龍です。

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蔵づくりの取り組みで建てられた街の施設にも、龍の絵が描かれています。街では、毎年「鏝絵」のコンクールを開催。漆喰細工の作品が、全国各地から届きます。火災の延焼を防ぐ「なまこ壁」が連なり、鏝を使って仕上げる漆喰細工が街を彩る、西伊豆の松崎。

職人の技が冴える鏝絵を鑑賞し、街の伝統と文化に触れてみませんか?

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