日経おとなのOFF
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ホンモノ物語 上質なモノに秘められた歴史やこだわりのエピソードを紐解く
2014.10.14
江戸手箒
この時、草と一緒に太い茎を束ねます。隙間を作り、草のしなりを生み出す。草が束ねるときに僅かな隙間を作ることで江戸手箒のしなりを生み出しているのです。

このように4つの束を造りそれを1つに束ねることで草の偏りがなく、丈夫な箒となります。1つだけ草の量を増やして作った大きな束がありますが、これは、箒の外側にあたる部分です。
箒の外側は、部屋の隅を掃く時など、一番負荷がかかる部分なので、強度を高めているのです。中心となる小さな束の片側に大きな束、反対側に2つの小さな束をつなげます。

職人は鮮やかな手さばきで、素早く編み上げていきます。外側に広がる穂をまとめて形を整えます。最後に穂先を切りそろえれば、江戸手箒の完成です。
職人の技によって生み出された、滑らかなな掃き心地を体験してみては、いかがですか。




