番組表

ホンモノ物語 上質なモノに秘められた歴史やこだわりのエピソードを紐解く

2014.05.29

江戸和竿


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「火入れ」と呼ばれる作業へ。竹を炭火にかざして熱を加え、「矯(た)め木(ぎ)」という道具で、竹を真っ直ぐに矯正していきます。

火にかざすことで、水分がとび、硬く、丈夫な竹になります。竹の性質がそれぞれ異なるため、硬さを均一にするのは、難しい作業です。火入れが済んだら、竹の両端を削っていきます。太さの異なる竹を継いで1本の竿にするために必要な作業です。

次は、継ぎ合わせる部分が割れないように補強する作業。絹糸を使います。竹を回転させながら、細い絹糸を手繰り寄せて隙間なく巻いていきます。

細い竹であっても割れにくい、強度を上げる作業。

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竹同士をつなぎ合わせるための芯を埋め込み、全体に漆を塗り重ねて仕上げます。江戸和竿はすべて手作業。1本を作り上げるまでに、最低でも3ヶ月の期間を要します。

最近では、タナゴ釣り用の竿が人気。幅広い世代に売れているそうです。

職人の技を駆使して生み出される竹の特性を生かした「しなり」。塗り重ねた漆が飴色の光沢を放つ一本。そこには職人のこだわりがつまっています。江戸和竿で釣りに興じてみては、いかがですか。

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