番組表

ホンモノ物語 上質なモノに秘められた歴史やこだわりのエピソードを紐解く

2014.05.15

東京銀器


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それでは、ぐいのみを作る工程を見せてもらいます。銀板に加工を施すため、まずは加熱をして柔らかくします。「焼きなまし」と言われる工程です。一枚の板を立体的に造形する準備が整いました。ここから、打ち出しの作業へ。

大きな木槌から徐々に細い木槌で造形。精妙な叩き加減が求められます。一度叩いた部分は固くなってしまうため、「焼きなまし」で柔らかくしてから再び打ち出しの作業を続けます。ぐいのみの場合、これを10回ほど繰り返します。

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仕上げに近づくと、今度は細い金槌を使い…表面に目を作っていきます。作品全体に、均等に金槌の目が施されます。 銀板を回しながら曲面を調整。叩いた時の音を聞き分け、当金の位置がずれていないかどうかがわかるのです。

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鍛金の技でつくられた銀のぐいのみ。銀特有のやわらかな光沢が美しい逸品です。当主の上川宗照(かみかわそうしゅう)氏はこの道50年。作り出される品には、長年培われてきた技術が結集しています。金で作った銀杏の葉を器の表面を削って打ち込んだビールコップ。こうした高度な高度な技を持った職人は今ではわずか数名といいます。

銀の光沢が美しい「東京銀器」で、美味しい酒を味わってみませんか。

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