髙田明(ジャパネットたかた創業者/
V・ファーレン長崎代表取締役社長)

髙田明
1948年、カメラ店を営む両親の次男として、長崎県平戸市に誕生した髙田 明。
地元の高校を卒業後、大阪経済大学経済学部に進学。京都の機械メーカーで海外勤務の後に、脱サラして翻訳会社を立ち上げるも失敗。失意の中、故郷の長崎に戻り、父の経営するカメラ店「カメラのたかた」で働き始めたのが人生の転機となった。
観光写真の販売で商売のコツを掴んだ髙田は、独立して佐世保市に店を構えると、ラジオの通販番組に進出する。当時、ラジオ通販で1万円以上の商品を売るのは無謀と思われていたが、髙田は培った話術でビデオカメラなどの高額商品を次々に販売して実績を上げた。社名を「ジャパネットたかた」と改め、1995年にはキー局(テレビ東京)でのテレビショッピングに進出。自らが出演して商品を紹介するスタイルがお茶の間にも受けて、テレビ通販の草分け的な存在として髙田の名は全国に知れ渡った。
2004年には顧客情報流出により150億円の損失を出すなど、経営者としての人生は波瀾万丈そのもの。苦境に陥る度に思い切った策で奇跡を起こし、復活を遂げてきた。2015年1月、ジャパネットたかたの経営を退いた後は、長崎のサッカーチーム「V・ファーレン長崎」(現在はJ2)の運営に手腕を振るう。試合でもイベントでも、髙田が向かうところ常に人だかりが出来るカリスマぶりを、今も発揮し続けている。
今回は、サッカーを通して地方再生に取り組む現在の髙田に完全密着。さらに「ジャパネットたかた」社長を引き継いだ息子・旭人も、父について本音を語る。そこから見えてきた、稀代の通販王の「経営の真髄」とは。