稲盛和夫(京セラ創業者)

稲盛和夫

稲盛和夫
今年8月、京セラ名誉会長の稲盛和夫が永眠した。享年90。町工場から始まった京セラを一代で巨大企業に育て上げた。昭和34年、27歳の時に7人の仲間と京セラを設立して紆余曲折を経ながらも世界的な成功に導いた。更に昭和52年に電気通信事業が自由化されるとNTTに対抗して第二電電の設立に奔走。その起業は世の中のためになっているか、儲けたいと思うだけではないのか、をとことん自問自答しながら経営の舵取りを進め、KDDI誕生を実現させた。また巨額の負債を抱えた日本航空の破たんに際して、誰も引き受けようとしなかった再建の舵取りを無給で引き受け、見事に復活を成し遂げた。「アメーバ経営」「フィロソフィ」など、人間への深い理解に基づいた稲盛の経営哲学は日本のみならず世界に広がり、今なお稲盛を信奉する経営者は後を絶たない。今回は2013年に4回に渡り放送した「私の履歴書」での貴重なインタビューや取材をもとに、新たな撮影も加えながら、哀悼の意を込めて稲盛和夫の波瀾万丈の人生を紐解いていく。