第1話 母の苦しみ

皇后が妊娠。宣帝は侍医とともに医学や薬学の心得のある女性を宮廷に招き入れ、皇后の世話をさせた。このとき世話役として高く評価されたのが、夫と離縁して間もない照と淳于夫人の衍である。幼馴染みの二人は再会を喜んだが、温厚で思慮深い照に対し、衍は勝ち気な性格な上、出世を強く願う夫のために、お金を得るか、出世の手だてを見つけなければならなかった。そんな衍の事情を見越し、霍光大将軍の妻・霍夫人が近づいてきた。