6月12日に開催予定のシンガポールでの米朝首脳会談をめぐっては、私たちメディアにとっても驚きの展開が続いています。特にトランプ大統領が金正恩委員長に「会談中止」を伝えた書簡は、日本時間で午後10時50分になろうかという時に明らかになりました。「日経プラス10」番組終了の直前です。
「トランプ大統領が会談中止を表明」――。海外のサイトが報じた、たった1行の速報。ただこれだけでは、BSジャパンとして確認が取れないままお伝えはできません。確認が取れたのは、CMが終わってまさに最終コーナーを回ったところ。手渡されたスタッフの私物スマホには、トランプ大統領自身のものではなくホワイトハウスのツィッターが表示されていました。
原稿はありません。「え、ホワイトハウス?」などと黙って考えるわけにはいかず、刻々と残り時間をスタッフが静かに指を折って伝えるなか「"A letter from the President to Chairman Kim Jong Un: " It is inappropriate, at this time......」という文句を「トランプ大統領は金委員長に手紙を送り『いまは適当ではない』とした」とお伝えするのが精いっぱいでした。
トランプ政権は、重要情報のほとんどをツィッターで表明する「ツイッターファースト」です。来週以降も12日の会談実現に向けて、二転三転する情報を七転八倒しながらお伝えする場面があるかもしれません。これも生放送のニュースならではですが、できるだけ新しい情報をできるだけ正確にと、心がけてお伝えしていきます。
日経プラス10キャスター
岸本好正
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