大学生の就職活動シーズン真っただ中。民間の調査では、今月15日時点で67%の学生に内定が出る超・売り手市場となっています。そんな今の学生には信じられないでしょうが、バブル崩壊後のおおむね1993年から2005年まで「就職氷河期」と呼ばれる時代がありました。
19日のプラス10では、ゲストに東京大学の玄田有史教授を迎え「人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか」をテーマに話を聞きました。同教授によると原因の1つが就職氷河期なのだそうです。大企業が採用を絞ったため氷河期世代には比較的賃金の低い中小企業に就職した人が多く、直前の世代が大量採用だったため大企業に就職した人も昇進が遅れがちでした。2015年の40代前半の大学卒男性の月給は、その5年前に同年代だった人に比べ平均2万3000円も少ないという調査結果もあります。
玄田教授によると、氷河期世代の存在は賃金上昇を妨げる原因の1つにすぎないそうです。人手不足に伴う宅配便の運賃値上げや配達時間の見直し、企業の働き方改革にスポットライトが当たっています。番組ではこうしたテーマに加え、日本の雇用が抱える構造問題を解決する糸口がどこにあるかも探っていきたいと思います。
日経プラス10
プロデューサー
内海元裕
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