日本人ブラジル移住100周年記念『100年目のプレーボール』
サッカー大国ブラジル。その中で野球を続けている人々がいる。今から100年前の1908年、ブラジルに移住した日本人の子孫たちだ。勇躍、故郷を捨ててブラジルに渡ったものの、予想を遥かに超える苦闘の連続の中、彼らの楽しみは野球だった。

● 番組の始まりは、サンパウロ。そこには100年前のその草創期から激しい争奪戦が行われ汗と
涙が染み込んだ、“移民野球の原点”とも言うべき優勝旗があった。さらにブラジル野球の聖地と
呼ばれるアリアンサでは移民のカリスマ的存在にして伝説の投手だった弓場勇と、早稲田大学
野球部監督にして学生野球の父と呼ばれる飛田穂洲との繋がりを辿る!

● 戦時中、敵性国民としてブラジル社会から孤立してしまった日本人。さらに戦後は敗戦を信じ
ない「勝ち組」による「負け組」へのテロ行為によって、日系人社会が大混乱に陥る。しかし、1958年
移民50年を迎えたブラジル日系社会は憧れの早稲田大学野球部を招聘することができた。圧倒的
な差でブラジルを破った当時の監督・石井連蔵さんは、彼らプレーに日本人の精神を見たという。

● 1960年代、高度成長を続ける日本から多くの企業がブラジルに進出したが、野球好きな日系
移民の中にとけ込むには野球選手が一番だとして「野球移民」を送り込んだ企業があった。そして
そこからブラジル野球界の長島茂雄と言われるスーパースターが誕生する。移住直後に経験した
開拓生活の貧困の中で彼が噛みしめた決意とは?そして栄光を勝ち取った彼が語る「移民の魂」とは・・?

● 現在、次世代への新たな動きが起きている。サンパウロ州の南西に隣り合うパラナ州の街
ロンドリーナでは、「目を見て話す」「ちゃんと挨拶できる」きちんとした人間を作るために、子ども達の
教育に野球が活用されていた!また、サンパウロ北東にあるイビウナには、2000年に設立された
野球選手養成所の野球アカデミーがあり、日本をはじめアメリカ大リーグなどへ野球少年たちを輩出
している!新たな段階を迎えつつあるブラジル野球界の現状を知る。

● そしていよいよ番組のハイライト。今年8月、サンパウロの空港に降り立ったのは、移住100周年を
記念して招待された早慶両大学の野球部。各地でブラジル選抜のナショナルチームとの対戦が行わ
れるのだ!野球アカデミーで今一番注目されているエースがブラジル野球の真価を見せる!そして
サンパウロの満員の球場で投げる早稲田大学・斎藤佑樹クンの姿は見逃せない!100年もの間、
日系人達によって受け継がれてきたブラジル野球は、どんな感動を生み出すのだろうか!!