日経おとなのOFF
毎週日曜日 夜10時00分 「日経おとなのOFF」がテレビになりました
マンスリー特集 様々なテーマを4週に渡って紹介
エンディングノートの活用法
近すぎる存在だからこそ、話しづらいこともある。そんな家族の会話の架け橋となる、エンディングノートを紹介。遺言書とは違い、気軽に書けるこのノート。たとえ些細な内容でも、書き残すことで、残された家族にとっては、大切な宝物になるのです。自分たちなりの使い方で、家族の絆を深めてみてはいかがですか?
最近、親や兄弟、子供と本音で会話をしていますか?近過ぎるからこそ、話しづらいこともあります。そんな家族の会話の架け橋となる、コミュニケーションツール。現在、様々なタイプが出ているエンディングノート。1冊のノートから始まる、心のふれ合い。
マンスリー特集「おとなのコミュニケーション」。今夜はエンディングノートをきっかけに、絆を深めた2組の家族を紹介します。
都内の大型書店で、専門コーナーが設けられるほどの「エンディングノート」。自分に、もしものことがあった時のために、葬儀に関することや財産、保険に関することなどを書き残し家族への負担を減らすノートです。
遺言書と違い、法的な効力はありませんが、記入式になっている物も多く、気軽に書けることから人気が高まっています。40代の男性が書いたエンディングノートです。
入院や葬儀のときに、連絡して欲しい人を記した名簿。葬式や墓に関しての希望。残された人生でやり残したことを記すページも。元気なうちに行きたいところに旅をしたい。
仕事の他にも、社会貢献、ボランティアなどの活動をしていければ。
たとえ些細な内容でも、書き残すことが、残された家族にとっては大切な宝物になるのです。興味はあるのに、書き方がわからないという人に向けたセミナーも開かれています。
横浜市の磯子区役所では、区役所オリジナルのエンディングノートを作成し、区民に向けた書き方講座を開催。100人以上が集まりました。参加者の一人は受講後、心が変化したと言います。
家族のために、自分の思いを残すことの重要さに気づいて、早速、エンディングノートを書き始めたそうです。高齢化対策の一環として、積極的に取り組んでいるという区の担当者は…