

長い時間をかけてナイルが運んだ泥が堆積して出来た肥沃な三角州、ナイルデルタ。その地に広がる日本の原風景にも似た田園で、田植えを行う家族と出会う。瑛太は家族に誘われ、この家族の田植えに加わる。一つ一つ丁寧に苗を植えていく。ここで植えられていた米は、なんと日本で食べられている日本米とほとんど同じ品種。なぜエジプトで日本米が…!?仕事を手伝ったお礼に、家族の食事に招かれる。そこで味わう米を使った地元料理に舌鼓を打つ。温かな家族とのふれあい、そして遠い日本との繋がりに感動を覚える。
クフ王、カフラ王、メンカウラ王の三大ピラミッドやスフィンクスなどがあり、世界中の観光客を集めているギザ。巨大な石により築かれた遺跡を散策し、その迫力に圧倒される瑛太。今では想像もつかないが、かつてナイルが氾濫していたことで、ピラミッドのすぐ近くまで川が流れていた。その川を利用し、ピラミッドを形成する巨大な石が運ばれていた。まさに「氾濫するナイルがあったからこそ、ピラミッドは建設された」と言える。そして瑛太は、スフィンクスがかつてのナイル川の方向を向いていることに気づく。
花崗岩の採掘地として栄えた都市アスワン。ここで採掘された石は、ギザのピラミッドに使われている。瑛太が見た石切り場の近くにも、かつては川が流れており、この川を利用して花崗岩は遠いギザまで運ばれていた。悠久の時に思いを馳せる瑛太。
この都市には1900年代に2つのダムが作られた。このダムは、ナイル川とともに生きる人々に、どのような影響を与えたのか。
ダムができたことで川に沈んでしまったフィラエ島。この島の遺跡が移築されたアギルキア島に瑛太は上陸する。ナイル源流の神話が眠るイシス神殿には、ナイルが当時の人々にとってどれだけ神聖な川であったかが伺えるレリーフが描かれていた。瑛太は、実際にその目で移築された遺跡を確認し、さらに地元の人からダムができる前の話を聞き出すことで、「ナイルの過去」を紐解く。