次回予告

今どきの落語ブームを象徴する落語家と言えば、この人。
「夜の慣用句」や「午後の保健室」などの創作落語で大人気だが、「正統派古典落語の雄」と言われる、さん喬師匠の一番弟子にふさわしく、古典落語にもその実力を見せる。
噺の前のマクラも大人気で、マクラ、新作、古典、全てに観客を魅了する巷で大評判、噂の「喬太郎ワールド」は必見です!
演目
「紙入れ」
今回の「喬太郎ワールド」は古典。なんと艶笑噺の傑作「紙入れ」で大爆発!
若い新吉は世話になっている旦那の留守中に、そのおかみさんに迫られる。誘惑に負けたところに突然、旦那が帰宅。
新吉は辛うじて現場を逃げ出すが、その場に紙入れを置き忘れた事に気付く。
新吉の運命は…古典、新作を超え、これぞ喬太郎の落語という話芸です。

昨年10月に何の前触れも無くスタートした「今どき落語」。今回を持って一旦終了となります。
登場して下さった落語家さんたちの古典、新作を飛び越えた「落語」が「今どき」と感した方も、超デジタルな現代日本にあって、超アナログな芸能こそが、逆に「今どき」と感じた方も、その中で語られる、人情や絆、人間の可笑しさ、可愛らしさ、それを許す度量、といった世界観こそが、今、この国にとって「今どき」かも、と。
様々にお感じになったと思います。
ポッと出の番組なので、苦肉の策で「twitter」で集客し、常に満員という落語会も過去に例が無く「今どき」だった落語番組です。
それだけ、今、やはり、落語はキテル!と言う事で。そんな落語界のさらなる発展を願いつつ、「今どき落語」シーズン2もあればイイな~などと願いつつ、「今どき落語」を愛してくれた皆さん、本当にありがとうございました。
語り:伊集院光