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2006年1月15日(日)放送(前編screenshot

味の素 山口範雄社長兼CEO

1908年、東京帝国大学の池田菊苗(きくなえ)博士は昆布の美味しさのもとがアミノ酸の一種「グルタミン酸」であることをつきとめ、その独特の味を「うま味」と名付けた。これを「味の素」と名付け、商品化、工業化した(1909年)のが創業者・二代鈴木三郎助。
これまで例のない全く新しい商品だったため当初は市民に理解されず、料理に一缶全部入れてしまったり、味の素で髪の毛を洗ったりする人もいたという。 また、戦前には「原料はヘビだ」という噂が流れたことも・・・。その誤解を解くために新聞に声明を出すも一度流布した噂はなかなか消えなかった。戦争で工場が接収され、その時に出てきたのが小麦粉だったことからようやく誤解が解けたというエピソードも。
原料についてはたびたび取りざたされるが、時代や生産国によっても違う。日本ではさとうきび、アメリカではとうもろこし、欧州ではさとうだいこん、タイではキャッサバからつくられている。また、NHKが昭和30年から「化学調味料」という呼び名を使い、それが一般名称に。当初、「化学」は未来のイメージとつながり決して悪い名称ではなかったが自然志向が台頭し「化学」は人工的でよくないというイメージに変化。1982年からは「麦からビール・さとうきびから味の素」というキャンペーンを展開。現在では一般名称も「うま味調味料」に。
味の素の現在に至るまでの歴史などについて山口社長に語っていただいた。