日本経済の中心地、東京・丸の内。ここで働く人は約23万人。国内外の企業4000社がこの地域に集中していて、日本のGDP523兆円の約2割をこのエリアだけで稼ぎ出しているという試算もあります。そんな丸の内で働く人たちを、食を通じて元気にしたいと願うのは、大手不動産会社、三菱地所で働く井上友美さん(35歳)。会社が管理する丸ビルと新丸ビルをつなぐ地下の連絡通路で毎週金曜に開催される市場があります。日本各地の新鮮な食材が揃い、それを生産者から直接購入できる「丸の内マルシェ」です。食べることの大切さを知って欲しいと、「大人の食育」活動の1つとして、井上さんが始めました。
彼女が食にこだわる理由、それには、沖縄で100歳の天寿を全うした祖母の存在がありました。食べ物と健康の大切さを、身を持って教えてくれた祖母ために、今度は多くの人に自らそれを訴えています。井上さんは他にも、一流シェフがプロデュースしたランチが格安で食べられる「シェフズランチ」や働く女性がワンコインで手軽に健康をチェックできる「まるのうち保険室」など、これまで企画した食に関するイベントの数は100を超えます。夢は、食育という言葉がなくなること、そう井上さんは話してくれました。
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