個人が持っているかばんの数のアンケートでは、3個〜10個という回答が約6割。それに対して、普段使っているのは1〜2個だそうです。たくさん持っていても、よく使うバッグは結局、気に入ったものになってしまうようです。アンドゥアメットのデザイナー兼代表を務める鮫島弘子さん。彼女が手掛けるバッグは1個およそ10万円。高額にもかかわらず、現在予約が殺到し、入荷は1年待ちの状態です。その人気の秘密は、使用する革にありました。最高級と名高いエチオピアシープの革は柔らかく、軽いのが特徴です。その重さは、牛革の半分以下。本来捨てられてしまうはずの食用の革だけを使うのもこだわりです。
「いつもワクワクしたものづくりをしていたい」と話す鮫島さん。彼女のもとには、思いに賛同したプロボノの人たちが集まります。プロボノとは、専門家が持っている知識やスキル、経験を生かして社会貢献するボランティア活動のこと。一人で会社を経営する鮫島さんにとって、本業以外の時間を使って無償で手伝ってくれるプロボノの存在は欠かせません。とにかく、「長く使い続けてもらえるバッグが作りたい」という鮫島さん。いつか銀座に直営店を出店するのが夢だそうです。
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