ものづくりの国、日本。そういわれるほど、日本には、職人たちが磨いてきた技を、今に伝える「伝統工芸」が根付いています。一方で、伝統工芸品の生産額は年々下がり続けていて、従事する職人の数も減っています。そんな厳しい時代に実家の家業を継いだのは、篠原風鈴本舗の篠原由香利さん(33歳)。
100年以上の歴史を持つ老舗で、彼女がつくるのは、「江戸風鈴」です。“宙吹き(ちゅうぶき)”と呼ばれる技法で作られる江戸風鈴は、型を使わないため、ガラスの吹き加減ひとつで大きさが変わってしまいます。そのため均等に作ることのできる職人になるためには10年以上もかかるそうです。篠原さんは、いまは“絵付け”の作業が忙しく、なかなかガラス吹きの修行ができていないそうですが、ゆくゆくは習得したいそうです。昼間は、お客さんの接客や、風鈴の発送作業に追われ、実際に風鈴に絵を描く“絵付け”の作業は夜になってからしかできませんが、母と妹と3人で深夜まで1日に約300個の風鈴に絵を描いていきます。ウサギ柄やヒマワリ柄などの新しいデザインや、地元の美大生とコラボした若者向けの風鈴づくりにもチャレンジしていて、女性ならではの伝統に縛られない風鈴が評判を得ています。
明日へのサプリ
大高香世が働く女性に役立つトレンド情報を発信。今回ご紹介するのは、水耕栽培器の『Green Farm Cube(グリーン ファーム キューブ)』です。土を使わずに、水と液体肥料だけで、手軽に野菜が栽培できるキットで、野菜にもよりますが、約1カ月で収穫できます。


