アメリカでは、男女別学の方が、能力が伸びるとして見直されているそうです。日本では、大学、高校に占める女子校の割合は年々減少傾向にありますが、それでも優秀な人材は次々と輩出されています。東京大学大学院で助教を務める坂井南美さん(33歳)も女子校の出身です。
坂井さんの専門は「宇宙物理学」で、星が生まれる過程を観察することで、太陽系の惑星の成り立ちや人類の起源が解明できないかと考えています。今年発表した論文は、科学雑誌「ネイチャー」で紹介され、惑星誕生の秘密を解き明かすものとして注目を集めています。星に興味を持ったのは、幼い頃に父親に買ってもらった天体望遠鏡がきっかけでした。知らないことを知りたがる好奇心旺盛だった坂井さんの興味は、モノの本質を知る勉強へと向かい、大学は迷わず理系に進みました。これまで自由に好きなことを追求できたのは、女子校という環境が大きいと言います。共学の女子よりも偏見や特別視されるようなこともなかったからだそうです。日常には直接役に立たない研究でも、皆が知らない事を解き明かしていくことは、人の考え方や概念を新たにしていくものとして、大切なことだと思うと話してくれた坂井さん。きっといつの日か宇宙の謎を解き明かしてくれるはずです。
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