■マーケットウィナーズ( 3/6 放送 )
QUICKコンセンサス、株式会社QUICKが日本で活躍する全ての証券会社の アナリスト、セルサイドアナリストの業績予想を集計している内容です。 3%以上上方修正した企業の数から3%以上下方修正した企業の数を差し引いて それを指数化したものです。
今月、2月分が3月の第1週に発表になりました。 今回は大きな変化があちこちで見る事が出来ます。 まず製造業ですが、これまで昨年末、12月、1月と39並びだったのが、いきなり45に跳ね上がった形になりました。 前回、1月分の時には決算発表前でしたので、なかなかアナリストサイドでも大きな修正は手を加える事が出来なかったのですが、その決算発表を受けていよいよ上方修正がラッシュ状態になってきました。 もうすでに39という指数は2004年10月のQUICKコンセンサスの統計開始以来の過去最高だったのですが、それを一気に45まで大きく更新したという形になります。 さらに非製造業ですが、プラスマイナス、水面上に出るか出ないかのせめぎ合いだったのが、こちらも一気に大きく上昇して、ポイント数は10まで回復しています。 その結果、両者合わせた金融を除く全産業の数値が大きく上に浮上しているという事です。
最近の動きはモメンタムが横ばいになってしまっている様にも見えるのですが、やはり、この製造業の動きというのは、過去最高を更新している状況でありますので、上手くいけばこの後の月もじわじわと上向きの期待が出てくると思います。 それを今度は細かく業種別に見ていきたいと思います。
まずは製造業の内訳です。 これまで比較的良かった食品、あるいは薬品のマイナス幅が少し拡がっている。 ディフェンシブセクターに対しては、少しモメンタムが落ちてきた様子がありますが、一方でこの景気敏感株、鉄鋼です。 その前の月に大きく上昇し始めて、それから大きく浮上したのがさらに伸びているというのが特徴的です。 さらに加工組立の方では、機械、電気、輸送用機器とありますが、中でも電気が非常に高い水準で、上方修正の数から下方修正の数を引き算しますので、どうしても行く所まで行くと頭打ちになってしまうわけでありますが、さらに上の方でも伸びているというのが現在の電気の動きです。 機械もマイナスになりましたが、高い水準でしっかりという事になります。
これをグラフにしますと、まずは製造業、素材のセクターでありますが、これまで鉄鋼が素材3業種の中では1番下にあったものが、 今回の統計でいきなりトップに浮上したという形になります。
そして加工組立の所にも引き続き、赤い折れ線の電気が高い水準をキープしています。 機械がここに来て落ち込んだ形になっていますが、これも改めて機械というものをもう一度注目してみたいと思います。輸送用機器が少し伸びていますね。
非製造業の分野を見ていきます。 こちらも大きな動きがあちこちで出始めています。 まず目に付きますのはサービスですね。 ずっと低空飛行が続いていたんですが、ここに来て大きく動きまして、2月は一気にその前の月の0から23までいきました。 そしてもう1つ、建設ですが、これは厳しい状態がずっと続いて来たのですが43です。
個人向けというサービスを分けて見ますと、やはり、なんといってもサービス産業の上向きの動きが目立ちます。
そして対事業所向けのサービス、ここにはないのですが建設が急速に上向いています。 そして卸売セクターは高止まり。 銀行、不動産はようやく底値からの持ち直しが見られるという事であります。 さて、これらを踏まえた上で見るべき業種としましては電気、機械を引き続き注目する上で建設、サービスのあたりから銘柄をピックアップしたいと思います。 まず電気、機械はソニーですね。 いよいよソニーが今年に入ってからの高値の水準をもう一度トライするという動きをこの週末に出し始めている所が大いに注目に値すると思います。 それから電子部品はミツミ。 ミツミ電機は任天堂とペアで、兄弟のように動いている株であります。 今週は任天堂が大きく動きましたので、ミツミの業績の浮上も期待値が変わってきます。 それから機械ではアマダですね。 工作機械の部類ではもうすでにツガミ、牧野フライス製作所の株価が大きく上昇していますが、業界ナンバーワンのアマダもじわじわ後を追いかける形です。 そしてベアリングの日本精工。 工作機械が伸びてくればベアリング関連株も動きが出てくると思われます。 そして建設株です。まずこれは空調の大手、大気社です。 ビル空調もやっていますが、半導体製作投資が出てくればクリーンルームの需要が今後出てくると思います。 もう1つ千代田化工建設。これはアジアの市況が強くなって、素材市況、軒並み上昇し始めている動きになっていますが、ブランド関連株の動きも 元気になるという事が期待されます。そして最後にサービス産業ではエムスリーです。 以前ソネット・エムスリーと呼ばれていましたが、今年はすでに社名変更してエムスリー。 高値を更新する動きを続けています。もう1つ、パソナグループです。 株価、週末にかけて少し下向きの動きが見られましたが、企業の採用が少しずつ増えているという状況もありますが、人材派遣各社の底入れが始まるかどうかに注目していきたいと思います。