■マーケットウィナーズ( 2/27 放送 )

テーマ: 決算以後の新興市場の動向
ゲスト :
中村孝也氏((株)フィスコ プレイス 取締役)


中村氏:

今回発表されたのは4−12月期という形になりますね。
この4−9月期の所まで見て頂くと新興市場というのは回復と申しますか、減益率縮小の点で、実はもたついてしまったんですね。
それが急激に回復してきたのがこの4−12月期と言えると思います。
マイナス30%の所がプラスマイナス0。
前年同比と変わらない所まで戻ってきました。
そしてさらにコマを進めて見ると、2010年3月期、予想なんですけれども、前年同比で4割増になると。
東証1部を上回って、これが達成出来るか否かはフタを開けてみなければ分かりませんが、比較的良い決算だと言えると思います。
前回は時価総額上位、特に主力のネット関連の時価総額上位の所を紹介しましたが、まだミクシィが発表されていなかったと思います。



 

ミクシィの数字を見ると、今の新興市場の特徴がよく現れているなと思いましたのでこちらを持ってきたんですが、今回発表されたのはこちらです。
10−12月期という形になりますけれども、4−6月期、7−9月期と比べて減益率がどんどん縮小してきた、利益も上がってきた、それが10−12月期にガクッと落ちてしまったわけですね。
同時に1−3月期の予想も修正したんですけれども、これがこのような数字になってしまったんですね。
一気に悪化です。ソーシャルアプリ、これを先行して拡充して行こうというのが一つの要因ですね。



 

これら、その他ソフトも含めて色々皆で遊ぶ。これに対して開発してくれて、皆で楽しんでくれたら作った会社に収益をお支払いしますよ、という形で、それを配分した結果ミクシィの利益が縮小した、というのが現状ですね。
そのミクシィの利益はどこに流れたのかというとですね。
このような会社が具体的に挙げられるんですが、3社見て頂きたいと思います。
まずはスパイアという会社ですね。
この会社、「ソーシャルアプリの開発を始める」ということで株価が上昇しているんですけれども、この様な株価の急騰劇を演じる銘柄がその他にも2社あるんですね。
ベクターという会社。こちらは実際ミクシィと取引をしていて、業績も黒字転換。
今まで長期間悪かったものが黒字転換して利益をグングン伸ばしているという状況です。
もう1社がドリコムという会社です。
こちらはブログシステムを開発していたんですが、儲からないのでソーシャルアプリに転換した会社です。
ただ今後、ミクシィもコストコントロールというのを上手くやっていくでしょうから、今後も増益を続けられるソーシャルアプリを作っている企業、「楽しく使い続けるゲームを提供できる会社」に限られてくると思いますが、足元の急激な利益の伸びというのは短期的には注目すべきだと思いますね。
新興市場には今後このような動きが見られてくると思います。
例えばネットの広告の所ですけれどもヤフーが上がってそれに釣られる形。
利益が流れているわけではないですけれども、間接的に釣られる形でネットの広告、こちらも株価が上がってきていると思います。