■マーケットウィナーズ( 2/13 放送 )

テーマ: 第3四半期決算の総括
ゲスト :
山田勉氏(カブドットコム証券(株)投資情報室長)
山田氏:

第3四半期決算どうにか終わりました。
今回の決算は非常に良かったという事で、調べがいのあるシーズンだったなという感じが致します。
まずこちらから見て頂きましょう。



 

赤線が日経平均株価、そして緑の部分が日経平均のEPS、利益水準だと思って下さい。
リーマンショック以降、株価もEPSもズドンと落っこちて、EPSがマイナスまでいっているわけですよね。
期初では、EPSはだいたい200円位だったのが、足元だいたい320円位ですから、5割位、利益水準上がってきているわけですよね。
ただ、過去日経平均が1万円から1万2,000円の頃といいますと、03年とか04年のあたりなんですが、EPS、400円、500円だったわけですよね。
足元の300円だとまだ足らない、つまり来期5割増益なら400円、500円の水準になるという事になりますので、5割位の増益になるのかどうか?というのが、この4月以降の注目点になるわけなんです。
縦線のピンクの部分を見て頂きますと、ファンダメンタルズの世界では当たり前なんですが、3月末で決算締めて、決算発表は4月の中旬以降から始まりますので、増益の場合はEPSが4月から5月に向けて跳ね上がるんですよね。
例えばビックリマークのところはEPS400円から600円くらいまで跳ね上がっているわけですけど、これが5割増益って事ですよね。
今回もひょっとしたら5割増益位いけるのかも?という事が期待されています。
すでに12月の本決算後も、例えば旭硝子、それからキャノンもそうですし、それからタムロンもそうですし、大幅な増益がたくさん出てきているんですよね。
つまり10、12月期の高水準がそのまま1年キープ出来るのであれば、だいたいの会社が大幅増益になりそうだという事です。
もう一つポイントなるのは、株式市場は2月の下旬から4月に向けて上がりやすい。
つまり業績の飛躍の部分、EPSの飛躍をほぼ1カ月から2カ月位先取りして株価が動きやすい傾向がここ何年も見られていますから、ひょっとしたらこの2月の押し目というのはかなりチャンスかも、そんな目線で見たら良いと思います。
一番大きいのが電気、自動車の所だと思います。



 

自動車3社と家電3社の四半期の営業利益推移というのを載せています。
四半期ごとの営業利益、棒グラフですね。
リーマンショックがあって、2008年度の第3四半期からドスンと落っこちて、第4四半期は驚愕な赤字という事だったわけですが、2009年度に入りまして少しずつ戻して今回第3四半期という事で、ほぼリーマンショック前の利益水準を奪回したんですよね。
まさに「よくできました」という感じの決算です。
ただ第4四半期の方は会社ごとの事情によってまちまちな部分もありますが、それでも「ここまできたよ」という事になります。



 

それからもう少し細かく見ていきますと例えば電子部品ですね。
電子部品は今の自動車、電機以上に出戻りが鮮明だと。
こちらの方、電子部品大手6社の業績の種類の回復具合ですよね。
かなり歴然と戻っていると。
という事でこれを写して、足元株価も堅調だという事ですね。



 

メカトロ6社、いわゆる生産ラインに入れる機械類を作っている様な会社、これがメカトロ(メカトロニクス)なんですが、ファナック、ロボットですよね。キーエンス、センサー。
SMC、空気圧機械とかですが、電気が出直り、自動車が出直った次はどこだ?
といった時にこの設備投資ですよね。
生産ラインにお金をかけようという事で業績が戻り歩調に入ってきたと。
優良企業から戻ってきていますので、これがどんどんこの限界的な所に拡がって黒字浮上まだしてないんですけれども、近々するんじゃないか。
THKですとか、オオクマですとか、東芝機械とか、まあそういった裾野を広げて物色が拡がっていくんじゃないかなという事で、メカトロに是非とも注目して頂きたいと思います。



    

さらに外需ディフェンシブ。
国内ではディフェンシブ銘柄なんですけれども、世界でみればグロース。
つまり、内需系企業なんですけれども海外売り上げをバンバン伸ばしている会社の6社ですね。
テルモ、資生堂、ユニチャーム以下色々入っていますが、まあ為替が大きく動きますと電気とか自動車とかどうしても買いにくいといった時は資金がこのセクターにシフトするという事で、是非ともこのセクターにも注目して頂きたいと思います。



    

当初の見込みをどの位上回ったかという修正率でランキングしています。
営業利益で100億以上ですね。
例えば1番上、富士重工でしたら10億円予想が140億円以上になって1300%上ぶれたという風に見てもらいたいんですが、青色の部分が自動車関連、緑色の部分が電気、機械。
やはり、自動車及び電気、機械だけでサプライズランキングが構成されているといってもいい位このセクターが格段に良くなったという事です。
個別で見てみますと日産自動車、5,200億円予想が2,900億円。
中国でも小型車の売り上げが好調という事で、ずっと下値切り上げ型で来ているという事です。
続きまして電子部品の村田製作所。
やはりデジタル製品の需要が世界的に拡大していますので、中の事を作っている村田さんが強いという事です。やはり下値切り上げ型で堅調です。
続きまして設備投資のSMCですね。
生産ラインで空気圧機器などを入れていますが、ここも高収益の良い会社なんですがやはり同じ様に下値切り上げ型で来ています。
今期は64%減益なんですが、来期ですよね。
来期どれ位の増益率が達成されるのか次第では、株価の上昇も期待できるかなと。