■マーケットウィナーズ( 2/6 放送 )
テーマ:
QUICKコンセンサス月次変化
ゲスト :
鈴木一之氏(マーケットアナリスト)
鈴木氏:
1月のQUICKコンセンサスです。
日本で活躍する全ての証券会社のアナリスト、その集計数量を合計して、株式会社QUICKが上方修正の銘柄から下方修正の銘柄を引き算して指数化したものです。
まず全体の動きから見ていきますと、1月は、今盛んに発表されています決算発表月の直前という事もありまして、なかなかアナリストは上方修正、下方修正、思い切った数字を出してきていません。
そのため、大きな変化はあまりみられない月となりました。
製造業は前月の12月に比べてそのまま「39」で変わらず、この「39」は統計を開始して以来、過去最高です。非製造業は若干浮上しました。
その結果、トータルで見てみると、わずかに浮上しました。
グラフで見ると6カ月間以上、高止まり、横ばいが続いているという状況です。
そしてこれを業種別で見てみたのがこちらです。
製造業でいくつか変化があります。
食品が大きく下がりました。
まず素材分野では、化学がこれまで非常に良かったのですが、若干ポイントを落としました。
鉄鋼は前の月に大きく改善して、そのままわずかながら続伸。
非鉄は対象カバー数が少ないのですが、針が振り切れて上限の100までたどり着いています。
非鉄がマックスまで伸びていますね。
鉄鋼がしっかりという所です。化学は落ちました。
そして注目すべきは製造業の加工組立の分野です。
機械、電気、輸送用機器。輸送用機器は、高止まりしていたものがここにきて急速に落ちていって今回はマイナス7ポイント。
逆に電気、機械は急速に浮上しています。
1月は若干、わずかですが円安に戻った時期でもありますので輸出関連企業がポイントを稼ぎました。
輸送用、自動車が少しずつ落ちてきていて、そして電気と機械が逆に浮上しています。
去年の10月くらいは相当差があったのが、ついにここにきて逆転するという動きになりました。
やはり、電気、機械のあたりは注目に値すると思います。
そして今度は非製造業です。
こちらも大きく改善しているのは卸売。
これが引き続き大きく伸びています。
総合商社は資源高の影響が出ています。
それから不動産、銀行、これがマイナスなのですが、改善の幅がここにきて大きくなっています。ボトム打ちが近いという感じですね。
そして注目すべきはマイナスが続いているのですが安定しているという情報通信。
このあたりを見てみたいと思います。
不動産、銀行と底入れ感が出てきています。
卸売が浮上しました。
一方で対個人向けサービス、定位安定ですが、この情報通信を見てみたいと思います。
今月銘柄をピックアップするとしたらこのあたりから。
電気、機械合わせて見ていくと産業用のエレクトロニクスはどうかと思います。
まずは日立ですね。高値割れしています。
日経平均は現在1月の安値を割り込んでしまっているんですが、日立はまだ年初の水準を全然割っていません。
しかも金曜日に日経平均300円近く下がったのにプラスに変化してきています。
それから三菱電機です。
これも非常に高止まりしていまして、スマートグリッドに用いられるパワー半導体が強くなりそうです。
同じ材料で富士電機ホールディングス。
こちらも電力消費量を制御すると言われているパワー半導体を増産するという報告が以前出まして、今週は昨年来高値を更新してきました。
そしてもう一つが、コニカミノルタホールディングスです。
ヨーロッパの売り上げ比率が非常に高いので、ユーロ安円高は厳しいはずなのですが、株価はしっかりとした値動きを保っています。
また、情報通信のところですが、NTTドコモですね。
いよいよ日本でも「iPhone」に対抗して、NTTドコモがGoogleのアンドロイドというOSを使って新しい機種、スマートフォンを発売します。
ディフェンシブ株の色を強めて、今買われ始めています。
それからコンピュータソフトウェアの関連企業では、まず野村総合研究所。
週末下がっていますが、その上ではしっかりとした値動きをつけていました。
もう一つがCTC、伊藤忠テクノソリューションズ。
これも、株価の動きは1月の安値を割り込まずにしっかりとした動き。
もう一つ、大塚商会です。
こちらも同じようなソフトウェアハウスですね。
これはユビキタス産業、どこでもネットにつながるという動きが出てきて、スマートフォンに代表される様な新しいシステムの開発というものが急がれる状況では、システムハウスの活躍もひょっとしたら出てくるかもしれないので注目したいと思います。