■マーケットウィナーズ( 10/17 放送 )

テーマ: 第2四半期決算の傾向と対策
ゲスト :
山田勉氏
(カブドットコム証券(株)投資情報室長)
山田氏: 来週はアメリカ決算発表のピークで、日本企業は週末からポロポロと始まって、再来週から3週間本格化というスケジュールなんですが、今回の決算発表は実はすごい期待されていたんですよ。
ただ、9月以降の円高ということで、みんな「大丈夫かな」と思い悩んでいる時期なんですが、少なくとも4-6月はそれなりに利益が出て、7-9月もそれなりにいったと。上期という観点からは想定を上回っただろう。だから下期も増額できるんじゃないのかっていうあたりが見所だったんですが、ちょっとそれが為替の影響で不透明になったということが言えると思うんですが、今回は、決算発表直前ということで、傾向と対策というのを考えてみました。


この番組をご覧の方なら皆さんご存知だと思いますが、まず、資源・エネルギー高ですよね。金銀銅、ニッケル、原油、全てこの1年内の高値圏に今いるということですよね。
それを考えると鉱業ですとか、プラント、非鉄、そのあたりはやはり業績の上方修正が見込めるということですし、そういったものの周辺の産業も悪くないだろうということです。続きまして、世界のIT景気は復調ということですよね。


四半期ごとの推移となっています。
赤い矢印を付けておきましたが、売り上げが非常に美しく戻ってきているわけですよね。
利益水準も今回は19億ドルということでしたが、過去の20とか23とか、そういう水準にほぼ匹敵するということからしますと、インテルは完全に復活したと。
この第4四半期、クリスマス商戦ということになりますが、ひょっとするとこの20とか23を軽く上回るだろうというところまできているわけですね。インテルだけじゃなくてサムスン電子も好調だと。
つまりITのトップランナーは儲かる段階に突入しているわけです。
日本のハイテク頑張れよという話なんですが、


日本の銘柄でインテルチックな銘柄ないのかというのを探してみましたが、こんな感じですね。インテルのパソコンが売れているということで恩恵を受ける銘柄ということで、液晶の日本電気硝子、日東電工、それからハードディスクドライブ向けのモーターで世界シェア75%の日本電産。
それからインテル向けのパッケージでイビデン。あるいはNAS電池のガイシなんか入っていますが、こちらのグラフは四半期ごとの営業利益推移ですが、08年の第4四半期をボトムに一応V字回復なわけですよね。
灰色を線を一番見てもらいたいのですが、割とクッキリとV字回復というのが伺えると思うのですが、青い棒グラフ赤い棒グラフっていうのは今ひとつ着いていけてないということは、そのあたり特に第2四半期で上ブレが期待できるんじゃないかなということですよね。ですからそういった関連銘柄に注目していただきたいということなんですが、日本電産のチャートを見てみますと、ジリジリですが下値を切り上げているということですね。
ですから世界のIT景気復調で電機、電子部品は注目されるだろうということです。
続きまして自動車は新興国中心に活況ということですので自動車部品なんかもそれなりにということです。一方国内はデフレで大変なことになっています。
スーツが3,800円。ジーンズが690円。そこまで安くする必要があるのか、というというところもあるのですが、もう国内内需はデフレキングでないと生き残れないということですよね。ユニクロ、あるいはニトリ、あるいはサイゼリアとか、ハイディ日高とか、そういったところだと思います。
経済政策はやっぱり新政権に代わりまして混乱気味ですね。補正予算を止めたりということもやっていますが、一方で来年度予算は思いっきり水ぶくれということでわけ分からないんですよね。ですからその政策に絡んで余波を受けそうなセクターを避けるべきじゃないかなと思います。
決算発表前に考えておくべきポイントはこんなところかなという風に思っています。


決算発表が始まる前に作ってみたのは、この9月10月で業績を上方修正した、あるいは決算発表した中で、最高益更新銘柄というものですね。
ですから結局今時の最高益銘柄ってどんなの?というもののリストになります。
インフル関連の大幸薬品、相変わらず除菌薬好調っていうことですよね。
そういうスーパーなヒット商品を持っているところはやはり業績も伸びるということなんですが、このリストをざっと見ていただきますと、お分かりの通り、やっぱり王将フード、あるいはABCマート、ニトリ、やっぱり安売り王なんですよね。
安売り王が最高益だと。あるいはグリーですとか、Drシーラボ、トライステージ、いわゆる通販とか、ネット通販とか、巣篭もり関連ですよね。
そういうものも参考にこれからの決算を予想するというのがいいのかなと思います。
Drシーラボのチャートを見てみますと、好決算が発表されてから株価が一気に上昇ということですから、これから発表される決算発表でもものがよくて割安であれば、こんな風に立ち上がってくるものも出てくるだろうということですよね。
続きましてニトリも見ておきましょう。ユニクロと並ぶ安売り王ということで、機関投資家好みの銘柄ですが、やはり下値を切り上げつつ堅調であるということになっています。