■マーケットウィナーズ( 10/10 放送 )
テーマ:
新興3市場の格差
ゲスト :
中村孝也氏
((株)フィスコ プレイス 取締役)
中村氏:
新興市場の色々な指数があるんですけれども、その指数に違いが出てきているので、それをご紹介しようかなと思います。
3月安値からいったん戻り高値をつけた7月7日を100として指数化したものです。新興3市場で、J-Stockとヘラクレス指数とマザーズ指数があるんですが、このJ-Stock指数が相対的に下がっていないわけですね。
この下がっていないというところが、何だろうというのを今回調べてみました。
J-Stock指数というのは、時価総額の大きいものがインパクトが大きい、寄与が大きい指数なんですね。ちなみによく使われる日経ジャスダック平均というのは、日経平均と同じ単純平均です。
格差の要因を色々と見てみたんですが、時価総額上位10位の経常利益動向を見てみたのですが、前年、前期というのがありますが、前年というのは直前の四半期、実績で数値があるんですけども、その前年同期と比べてプラスなのかマイナスなのか、ですので○となっているJ-Stockのところはプラスに転じてきている。マザーズ、ヘラクレスはマイナスですとか赤字転落ですとか、数字が悪化していたんですね。
前期というのはGDPと同じ方式でして、直前の四半期が4-6期だったとすると、1-3月期と比べて増えたのか減ったのかというのを見ています。
これまたJ-Stock指数がプラスで、マザーズヘラクレスがマイナスでした。
これを時価総額上位10の個別銘柄で見てみると、前期も前年同期もプラスだった社数の数がJ-Stock指数は5つもありました。マザーズとヘラクレスは2だったんですね。
ということは、時価総額上位の業績動向をある程度指数が反映しているという可能性はありそうだなと思いました。今後印象的には、これまでの好業績銘柄から、マザーズ、ヘラクレスというのは今までちょっと良かったんですけども落ちてきているわけですね。そこからジャスダックに資金がシフトしている可能性があるのかなと思います。
指数が上へのトレンドがなかなか出にくい状況になっているので、資金がシフトしていくような銘柄を探していく必要があるのかなと思います。
好業績銘柄と書いてありますが、数字だけ見ると「好業績なのこれ?」っていうような銘柄も入っています。一番上、ミクシィですが、ソーシャルネットワークサービスというものを提供している会社ですが、第1四半期というのは、実は13.8%減益なんですね。ただ、1−3月期はどうだったかというと19.1%の減益ですので、どんどん悪かったものがちょっとずつ減益率が縮小してきているんですね。
これも一種の好業績銘柄ですので、採り上げました。
2番目の第一精工ですが、これはいわゆるLED関連の一部に部類される銘柄ですが、これも第1四半期は4.5%の増益と、前最終四半期赤字転落ですから、急激に回復してきているわけですね。
スタートトゥデイ、面白い会社です。ブランド衣料をPCで買えるというものですが、これは一貫して月次の売上高が増加しているので利益の成長スピードも加速していくだろうということで高成長銘柄ですよね。
最後はアルゼですが、第1四半期は赤字です。ただ、前期も前年同期も巨額の赤字を計上していたので、そこから比べると格段に赤字が縮小してきました。
今期は増益が見込まれているという意味で好業績という風に採り上げました。