■マーケットウィナーズ( 9/5 放送 )
テーマ:
新政権の課題とマーケットの焦点
ゲスト :
矢嶋康次氏
ニッセイ基礎研究所 経済調査部門 主任研究員
矢嶋氏:
民主党の圧勝ということですが、自民党に対する“NO”というのがはっきり出たということと、やったことのない民主党に期待をするという意味で、日本人は“変化”というのを選択したということだと思います。
スタート時点はすごかったですね。打ち合わせ終わって10時過ぎに出てきたらいきなりマイナスになっていましたから、アレっと思いましたけど、起こっていた現象としては91円台の円高と、中国の株がマイナスで始まったというので、外部的な要因でかなり下がったということだと思うんですが、これからだと思うんですね、日本市場の中でも政権の実力というのを評価するというのは。
アメリカのように猶予と言いますか、長く時間を待ってくれないと思いますので、結構気短というか、そういうところもありますね。
難しい問題があると思うんです。今日お話する内容を踏まえて、そこからうまくいっていれば評価するというのがこれから国民にとっても非常に重要なことだと思います。
今後の政治日程ですが、再来週に新総理が生まれて、組閣人事が起きます。
その次の週、23日から外交ですね。いろいろな所に行くという形になりまして、10月からいよいよ予算の編成に入るという、臨時国会が入るということになっています。
このような中で、民主党の評価という意味で3つ程ポイントを挙げさせていただきたいと思うのですが、まずは再来週の人事です。
鳩山さんのリーダーシップがどれぐらい出るのか、この人事でほとんど出ると思いますから、皆様がよく目にされる方、財務省大臣、それから今回新しく出来るという国家戦略相ですね。この辺りの担当者がどなたになるかというのが非常に注目してください。それからもうひとつは、今アメリカサイドで日本の注目が非常に高いというのは外交が代わるのではないかという話がありますから、外交の担当にも注目していただければいいと思います。
それからもう1つ、10月から始まる2010年度予算の編成ですが、今回皆さん変化を期待しましたが、変化するというのは相当時間も掛かるし色々と大変なんですが、結構短い時間でやらなくてはいけないと、10月から12月の間ぐらいにやらなくてはいけないので、時間的な問題が非常に大変だというお話と、
もう1つは、お金が出てくるの?という、散々選挙のときにやったお話ですけども、いよいよ2010年度予算という意味で出てきます。
どういうことかと言うと、民主党の政権2010年度マニフェストでお約束しているのが7.1兆円程必要なんですが、今麻生さんがやった補正予算で3兆円から5兆円ぐらいお金が出てくると言われています。
後は埋蔵金ですとかムダの削除などで数兆円出すことで7.1兆円準備できるんじゃないかと言われています。
ですが、今景気が悪いですよね。企業の税収もものすごく落ちていますから、予想では6兆円ぐらい税収が落ちるんじゃないかという風に言われています。
普通に考えると国債増発かという話になるんですが、鳩山さんは増発しないと言っていますので、この辺りがかなり問題になってくるのではないかと思います。
それからもう1つですが、外交です。
海外が非常に日本に注目していることがありますから、ある意味自分たちの主張を言うというところもありますが、もう1つは継続とか安定というものを海外に示せるか。この辺りも注目してください。
こういうのを通じてどういう風に評価したらいいのかというところですが、こちらをご覧ください。
ひとつポイントとしてこれを見ていただくのが重要だと思います。
90年代、外国人は日本が成長戦略、ものごとが変わるんだという形で、日本をどんどん買っていましたが、足元落ちてきています。これが再び買いの力になっていくのか、それとも日本売りになるのか、この辺り評価という点で国内でも私たちは評価しなくてはいけないですけれども、外国人が日本をどう見ているのかというのを1つポイントとして、今後注目してみたらいいのではないかと思います。