■マーケットウィナーズ( 7/25 放送 )
テーマ:
一旦の調整から急ピッチで回復する新興市場
ゲスト :
中村孝也氏
((株)フィスコ プレイス 取締役)
中村氏:
こちらは6月1日を100として指数化したチャートなんですが、ここ1カ月半ぐらい、どのような騰落の有意性があるのかということを見ていただきたいのですが、日経平均に対して東証マザーズ指数はアウトパフォームという状況を続けています。
理由としては業績が新興市場の方が優位であるという点は先般からお話した通りなんですが、本日は東証マザーズ市場を含む新興市場のポジティブな要因を2点ほど持ってきました。
1つ目はクックパッドを中心としたIPOの復調。もう1つは中小型株が投資対象の大型投資信託が設定されるという2点です。
まずクックパッドを中心としたIPOの復調というところをご紹介させていただきたいと思います。クックパッドというのはIPO銘柄でここ最近非常に大きく初値が上昇した銘柄なんですね。これはチャートが出ませんので、もう1つ最近のIPO銘柄でテラという会社のチャートを見てみますとこの会社は初値が300円。
そこから高値2,100円程度まで上がってなんと7倍になったわけですね。このIPO銘柄の復調というのは新興市場にとってプラスです。
もう1つこのチャートを見ていただきたいのですが、こちらのチャートからは公募価格に対して初値がどれだけ上昇したかというのが青いグラフで示されていて、これがどんどん上昇傾向にあるわけですね。もう1つ、赤いグラフの方は初値に対して今の値段がどうなっているか、初値をつけてから最近グラフが鋭角に上がってきているということは、どんどん初値をつけてからも株価が上がっている。そうなってくると皆さん初値を買いにいきますよね。またさらに初値をつけてから株価が上がると、さらに初値を買いにいくというような好循環が今IPOマーケットで見られています。IPOマーケットの復調というのは新興市場と非常にリンクしているというのは皆さん記憶に新しいと思うんですけれども、この復調は新興市場にとってプラスになってくる1つの要因かなと思います。
今のところIPO銘柄発表されているのは多くないんですけれども、新興市場もIPOがかなり絞られていますので、絞られているがゆえに初値をつけたあとに上がっていく状況が観測されているということですね。
そして2つ目の中小型株が投資対象の大型投資信託が設定ということですが、野村アセットから8月5日に野村日本真小型株投信というのが発売されるんですけれども、販売会社は野村證券。そして募集の上限が700億円なんですね。
この700億円全額集まるのかわからないですけども、最近野村證券の発売した投資信託というのは募集状況は非常に良好ですので、これは新興市場にとって大きなプラス材料になるのではないかという風に思って期待しています。とりわけ今回は中小型株が対象になりますので、組み入れ銘柄候補への需給インパクトというのは非常に大きい可能性があるわけですね。
組み入れられなくてもそういった大型投信が設定されるということで新興市場にとって大きなプラス要因になることは考えられます。
この銘柄の選定なんですけれども、バリュエーションの観点に収益性、成長性を加えて野村アセットのアナリストの方が選んでいくというような形になっていますね。
野村アセットの方がなにを考えているのかはわからないですけれども、基本的にグループ会社である野村證券のアナリストの意見を参考にされる可能性はあるのではないかと思っています。
ですので、最近の野村證券レーティング1であるとか、もしくはその他のレポートで評価が高いと読み取れる銘柄をピックアップして、その中で目をつけていけば面白い銘柄が見つかっていくのではないかなと思います。
その中から、レポートをペラペラめくってみて、私が面白いと思った銘柄です。
2つ目のヴィレッジヴァンガードという会社ですね。この会社は本屋であり雑貨屋であるという面白い業態の会社なんですけれども、ここ最近窓をあけて大きく上昇していると思います。ここでは決算を発表したんですね。決算を発表する前からじりじり上がっていうというのは、ここ最近野村證券のレーティング1銘柄というが注目されている所以なんですけれども、もともとレーティング1銘柄ですから、この投信が発売されるということを期待して買われているという状況が観測されていました。
そしてもう1つ見てみるとしたら、ザインエレクトロニクスという会社です。この会社はシステムLSIを手がけている会社で、特に薄型テレビのシステムLSIを作っています。エコポイントで薄型テレビが売れるとこの会社の業績が良くなる。実際業績は非常に良い会社ですね。