■マーケットウィナーズ( 7/11 放送 )

テーマ: この夏注目を集めそうな中小型株
ゲスト :
山田勉氏
(カブドットコム証券(株)投資情報室長)


山田氏: 3月10日をボトムに、日経平均株価は4割強上がって、足元1カ月ぐらい調整気味になってきました。元々3カ月、4カ月上げてきましたので、いつかは休みたかったと。いつかは休みたかったところに、今一休み入って、短観も出て、機械受注も出て、それから円高っていうこともあり、さらには原油安っていうこともあり、NY株安っていうこともあって様子見要因が乗っかってきているから仕方がないなというのが足元だと思いますし、日本固有の問題がクローズアップされつつあるというのは7月に入って政治の季節に入ってしまった。政局のシーズン。都議選もありますし、その先ひょっとしたら政権交代があるかもというリアリティが広がりつつあって、マーケットサイドがキュッと身構える。まさにそんな週になったと思いますね。
我々というのはあまり政権交代の経験がないものですから、マーケットもあまり意識したことがなかったと思いますけど、ひとつの国のあり方が変わるかもしれないというのも事実なわけで、ひょっとしたら次の政権の経済政策ってどれぐらい違ってくるのかなというのも気になるところですよね。 ですからマニフェストだの色々読み比べながら、どうなるのか頭を悩ませる夏になりそうだということですよね。
こちらのグラフを見ますと、日経平均は4割上がって多少調整気味だけど、それを追いかけるような格好でジャスダック平均とか東証2部指数とかが上がってきて、足元いっしょに調整していますが率は小さいということで、日経平均は十分上がった可能性はありますが、それ以外はそうではないんじゃないかということに着目してこんなものを作ってみました。


東京市場というのはいったいどういうものなのかというおさらいですよね。左側は銘柄数、右側は時価総額ということなんですが、これは東証1・2部プラスジャスダック市場で作っています。
銘柄数、特に赤い部分は日経平均の構成銘柄、225銘柄で時価総額だと200兆円ぐらいあると。東京市場の3分の2ぐらいを占めているわけなんですよ。我々が日々日経平均が上がった下がった、それでマーケットをほとんど語るわけですけれども、実はそれだけじゃないというのが銘柄数の方ですよね。日経225の225銘柄というのはマーケット全体からすれば1割にも満たないと。
つまり225銘柄はスター選手が揃っているので上げ局面では先物もあるから早く上がる。だけどそれが頭打ちになったところで上がりきってないというか上がれていないエキストラがこれから徐々に水準を切り上げるんじゃないか、その辺りに注目していただきたいなと思うわけです。


中小型株と225銘柄のバリュエーションがどうなっているのかというのを調べたのがこちらになります。日経平均採用の225銘柄と全銘柄のPBRの分布図です。棒グラフになっている部分が日経225銘柄というスター選手。スター選手だから1番多い部分というのはPBRが1倍から1.1倍の部分。
つまり225銘柄というのはスターだからPBR1倍というのがガンガン効いているわけです。ところが225以外のエキストラ銘柄はPBRが0.4〜0.5のところが1番多いと。225銘柄というのはスターだからPBR1倍が効いているんだけれども、それ以外のマイナーな銘柄は可愛そうなことにPBRは0.5、半値の扱いだということですよね。
ですからそういう不人気の中で中身のいいものを見つけて水準訂正、このグラフでいきますと右に右に寄せる動きが出てくれば、ひょっとしたら株価が倍になるかもいれない。そういうチャンスを狙っていきたいと思います。


こういうときですからこんなリストになりました。かなり条件は厳しいスクリーニングなんですが、3期連続最高益更新でなおかつ今期経常利益が二桁増益というものの中から、上の方は低PER低PBRものでリストを作ってみました。PBRの低い順に並んでいます。最高益更新ということを続けていてもPBR1倍割れているんだよという気の毒な銘柄ですよね。
例えば一番上のシイエムシイという会社があります。IPOして間もない会社なんですが、割安感に目をつけた甲斐がじわじわ入ってきて、足元株価は下値を切り上げる展開。上がってきてはいますがまだPER5.9倍ということですよね。下のほうに行きますと、こちらは低PERで作っています。
ベストブライダルを筆頭に色々とある訳ですが、この中ではアインファーマシー。調剤薬局のトップですね。ストップ高交えて上がってはきているわけですけど、調剤薬局という以外にセブンイレブンと組んで薬局展開するということですからまだ拡大の余地ありということなんですが、PERも一桁だし、PBRも1倍台です。こういったものの中からひょっとしたら株価が大化けするものが出てくるんじゃないかなという感じのリストを作ってみました。