■マーケットウィナーズ( 4/25 放送 )

テーマ: テクニカル指標の「RSI」から、GW前後の株価の動き
ゲスト :
鈴木一之氏
(マーケットアナリスト)
鈴木氏: ゴールデンウィークと言うと心がとても弾むのですが、
しかし株式市場はなかなかゴールデンウィークとは相性が悪い。
「11月のハロウィンに買って5月に売り抜けろ」なんてよく言われますように、
11月買いの4月末でのこの前半、半年間は良いのですが、今度は逆に5月から
10月くらいまでっていうのは季節性で年間後半の半年間が非常に厳しくなりやすい。
その5月が特に連休も挟んだりなんかして軟調な動きになりやすいと言われています。
それをテクニカル的に見てみたいと思います。
早速、先週のRSIを使ってみたいと思います。
先週の実践株式投資入門で習いましたRSI。
14日間の株価の値上がり幅を合計して分子、14日間のプラスもマイナスも全部
符号を外して全部合計して分母にもってくる。これの割合ですね。
0から100を動くオシレーター系のテクニカル指標です。
まずは論より証拠、動きを見て頂きたいのですが、
先週も使いましたホンダのチャートの動きです。


  RSIはなかなかこのオシレーター系の指標は当たらないという見方が強いです。
20%割れは買い。80%割れは売りというのが原則的な考え方なんですが、
ところが20%割って大底かと思っても、まだその後株価が下の方にいってしまう。
ここでRSIの裏技的な使い方を見てみたいと思います。
逆行現象という方法があるんですね、
逆行現象というのはRSIが大底打って株価が更に下がる、しかしRSIそのものは
上向きの動きを出している。
株価は下がってもRSIは前の安値を割らずに上向き。
これがまさにRSIの逆行現象。ダイバージェンシーなんて言われますが。
こういう事が起こるとRSIそのものの指標性と外れているように見えるんですが
外しちゃったなと思っても実はその後に外した事によって更により大きな買いの
チャンズがやってくる。
これが典型的な逆行現象ですね。


  もう一つ三菱マテリアルを先週の事例として使いました。
これも同じように20%割れで買いという事を考えると、
1回買いのチャンスは来るのですが、しかし株価はまだ下がってしまう。
しかし2番目の株価の安値というのはRSIはすでに逆行現象を起こしているので
こちらこそが絶好の買いのチャンスなんだと思います。
もうちょっと長い目で見ると、ここでも株価は安値を付けるんですけどもRSIは
前の安値を割らずに上向きになっている。
これぞまさに逆行現象。
株価は高値を取っていくんですけどRSIそのものは下向きの動きになってしまう。
これは、株価は今上がっているんですけどRSIの方向に引っ張られて
いずれ下がってしまう。という方向を示している。
まさに売りのポイントとして使う事ができる。
懸命な視聴者の皆様はお気づきのように、ここに今新たな逆行現象が起こり始めていま
す。そうすると株価の動きよりもRSIの方向に引っ張られるという事になりますと
三菱マテリアルの動きというのは、この後下向きの動きが強まるのではないかと考えられます。
景気にさきがけて動く三菱マテリアル、そして日経平均よりもそれにさきがけて動く
三菱マテリアルが下向きの動きという事は、やはりどこかでゴールデンウィーク前後で
株価の調整というものが起こりうるのかなという風に見てしまうんですが、


  ここに三菱マテリアルの株価決定付けているLMEの銅の値動きがあります。
これは今週の水曜日の動きなんですが、やはりこれ以降3月頭の株価の底入れ以降、
初めて大きな下げっていうものが起こっています。
週末にかけて少し上昇気味なんですが、このあともうちょっと下向きになるようですと
相場全体、中国の景気刺激策を期待して株価は世界的に上昇してきています。
ちょっと警戒を要する時期に来ているのかなと思います。