■マーケットウィナーズ( 3/21 放送 )
テーマ:
第11回銘柄ガチンコ勝負
ゲスト :
鈴木一之氏
(マーケットアナリスト)
鎌田伸一氏
(日経ラジオ社 情報制作局 記者)
山田 勉
(カブドットコム証券(株)投資情報室長)
3カ月前の日経平均の終値は08年12月20日時点で8,588円でした。
そして今週の終値が7,945円ということで3カ月間の騰落率は−7.5%となっております。
第10回銘柄ガチンコ勝負は
鈴木さんが−4.7%。山田さんが−27.8%。そして鎌田さんが6.5%のプラスということで勝者は鎌田さんとなりました!
鎌田氏:
電車と電力をキーワードに、電鉄、電力の設備投資関連株というのを選びました。
そのあたりは、設備投資落ちにくいので厳しい相場展開の中でも株価の動きが堅調に
なるんじゃないかということで選んだんですが、結果的には電力メーカーの大崎電気が
3カ月で50%も上げまして、これ1社で全体を上げたという状況になりました。
ただ、電鉄関連というのは足元の動きがあまりよくないということを申し上げておきます。
鈴木氏:
基本的にPBRで銘柄を選んだんですが、こうして見ますとほとんど半導体関連株、
上から4番目までは半導体関連に占められるという結果でした。そして世の中全体、
半導体関連株というのはこの3カ月、結構良いパフォーマンスだったんですね。
しかし、下から2番目の横河電気が一人で足を引っ張ってしまったようで、トータル
では−4.7という結果に終わってしまいました。
満塁ホームランを打つ大崎電気のような銘柄が無かったのが敗因です。
山田氏:
それでは皆さんと一緒に反省会をしましょう。
お二方の銘柄があまりにゴリゴリだったので、じゃあ俺は小型株で勝負しようと考えてしまったのが最大の誤りということでありますが、この中で2つ銘柄がありますね。
ハニーズとインフォテリアが半値になってしまったということですよね。
どちらも業績の下方修正ということがありまして、本当に景気の厳しい中、体力の無い中小規模の会社にとっては業績の下方修正っていうことも頻発してしまったということですよね。
小型株のファンドマネージャーみんな頭を抱えていますが、本当に厳しいこの3カ月だったということもありますが、この半値になる銘柄を3カ月も持ってたらだめですよということですよね。
例えば1割下がったらロスカットするとか、そういうリスク管理をきちっとしてもらわないと半値になってしまうよというのを是非とも教訓としていただきたいと思います。
鎌田氏:
今回はディフェンス&オフェンスポートフォリオとなっています。
4月から5月にかけて決算発表がありますね。
そして2010年3月期の見通しが明らかになるんですけれども、今経営者は厳しく見ていますから、相当低い水準の利益見通しが出てきます。
そうすると株価も、全体結構厳しい場面なども想定するという観点から、ディフェンシブストックを5分の3入れました。薬品の武田。通信のNTT。電力の東京電力。
このあたりをディフェンシブストックとして入れて、保守的なポートフォリオになりました。武田の今の株価の状況が、先週から悪材料が出て下がっているんですね。
NTTにしろ、東電にしろ株価の動きが足元良くないので、それを考えながら組み入れました。ただ、製造業の生産の回復というようなことを照らし合わせながら景気回復を予想以上に株式市場が織り込むというような展開も考える必要性があると感じまして、
ディフェンシブ一辺倒ではなく、オフェンス銘柄、電子部品のTDK。そして自動車部品のデンソーも入れて、保守的なんだけれども株価全体が上がったときにも備えるというディフェンス&オフェンスポートフォリオという形です。
以前信用リスクが世界的に厳しい状況ですから、財務格付けなども考えながら、
銘柄選びとさせていただきまして、
日経会社情報には格付け欄がありますので、
格付けの高い会社5銘柄を選んでおります。
結構自信あります。どうやって選んだかと言いますと、
日経会社情報の巻末付録、
下期増益、それから第3四半期増益、ピンクのシャドウがどっちもかかっている銘柄をピックアップいたしまして、
なおかつ個別の来期の営業増益率というのをチェックいたしまして、つまり第3四半期の下期も、そして来期も増益だというものを選びだしたら
大体10銘柄弱ぐらいになりましたので、そこからこの5銘柄と致しました。
上からセガサミー、ネットワン、ソフトバンク、日本製鋼所、住友不動ということになりますが、これからの3カ月、おそらく相場は大きな変わり目を迎えると思っていますので、基本的には何を持っていてもいいですが、どうせ持っているのなら業績がいいものを持っておこうということで選んでます。
セガサミーは、前期、今期は業績の不振からかつての高株価が嘘のような値段になっていますが、日経会社情報を読みますと、来期は持ち直すというようなことが書いてありますので期待してもいいかなというような感じで選んであります。
鈴木氏:
上から、水産の日水。ヤフー。三菱商事。住友不動産。NTTデータ。
というラインナップです。
基本的に、山田さんの使いました日経会社情報の巻末特集を使いました。
基本的には下期が増益の会社の中からやはり同じようにPBRが資産価値で見て割安な銘柄をピックアップするんですが、ヤフーだけは別格です。それ以外はPBRが比較的低い銘柄というラインナップです。
そしてもう一つ、特徴としては、私としては大変珍しいことなんですが、今回は業種分散を重視しました。前回はたまたまなんですが半導体関連株に集中してしまい、その前は景気敏感株に集中してしまいました。この立て続けの失敗を反省しまして、なるべく業種を分散させるように考えてみました。
そしてもう一つ、これはなかなか数字にできないんですが、私が買いたい銘柄、株価が十分安い、例えば日本水産でしたらもうそろそろ新しい相場が始まっているような動きを出しているんですが、まだまだ十分に私自身がいいなと思う銘柄。そしてヤフーも
十分値下がりして、先日自社株買いを発表したばかりで、そろそろ良いなという感じです。そうして選んでみますと住友不動産、くしくも山田さんの銘柄と一致してしまうという状況ですね。