■マーケットウィナーズ( 3/7 放送 )
テーマ:
新興市場の物色テーマ
ゲスト :
中村孝也氏
((株)フィスコ プレイス 取締役)
中村氏:
昨年10月に出演させていただいたときに持ってきた表をまとめ直してきたものです。
JASDAQの安値の時、97年の安値と02年の安値の低いほうの数字を持ってきました。PBR見てください。前回と比べてさらに低下しています。赤字決算も視野に入ってきたのでそこら辺は割り引かなければいけないですけれども、安値時と比べてそこそこ余裕があるというような数値ですね。
そして一番下の中小企業月次景況感観測というのを見ていただきたいんですけども、これは商工中金が発表している中小企業の景況感ですが、過去最安値を更新したんですね。これは2月の数値で3月4日時点のものなんですが、実は1月の数値は24.8で、そこから少しだけ反転に転じているんですね。そこが少し変化の兆しが見られるかなと思います。
もう一つ、最後に売買代金を見ていただきたいんですが、最安値40.3億円なんですね。今減ってきたとはいえ73億円ですから、もう少し下がる必要はあるのかなという感じですね。これだと数値が半分になるのは6カ月ぐらいかかりますので、半分までいかないにしても大体8月ぐらいには前回安値の数値に到達するのではないかと思います。
8月というのは少し意識していただきたいのですが、8月は第1四半期決算の発表時期です。新興市場の場合、第1四半期決算は東証1部と比べてすでに悪かったんですね。
利益のハードルの低い時期が比較対象になりますので減益率縮小という形になる売買代金の安値時と比べて同じ水準となるような次期にそういう数字が出てくると反発のきっかけというのは掴めるかもしれません。
新興市場良くはないですけども、その中でも数少ない物色銘柄というのを持ってきました。医療・介護、そして生活防衛です。生活防衛はちょっと言い古されていますけれども、これはあえて銘柄絞って持ってくることで参考にしていただきたいなと思います。
「医療・介護」この業種は実は介護報酬のプラス改定というのがあって、業界全体に追い風が吹いています。教育等は簡単ではないんですが、今雇用の状況が悪化しています。それと共に介護の業界も人材が採りやすくなってきたというのは一つ追い風として吹いているかなという風に思います。
特に見ていただきたいのがエスエムエスという会社ですね。ネットで医療と介護の人材のマッチングを手掛けている会社ですので、人材が介護分野に動くとダイレクトに業績にはプラスインパクトが発生するかなと思います。
もう一つご紹介したいのがメッセージです。
この会社は老人ホームを手掛けている会社なんですが、老人ホームの稼働率が向上してきて業績が良くなってきています。
かなり各種メディアで取り上げられているテーマだと思うんですが、実は実際に業績を伴っている企業というのは多くないんですね。
そのような中でも利益成長がかなり高いものを持ってきました。
ブックオフは右肩上がりで綺麗に上がっていますね。古本のリサイクルをやっている会社なんですが、足元が業績復調してきている会社ですね。大型店の出店だとか既存店の好調、これを受けて業績復調してきています。
そしてもう一つ、コスモス薬品という会社なんですが、九州のドラッグストアですね。
第2四半期だけで見ると95%の増益、非常に高い利益成長ですね。
実はこれら2つの企業に関連する、もしくはご紹介している企業全体に共通するのは、前期はそれほど良くなかったということです。生活防衛関連は実は業界全体が底上げされているのではなくて、前期があまり良くなかったから利益成長が高く見える。
そのように株価も上がっているというのが一つ特徴として挙げられるというのは覚えておいた方がいいですね。
まとめて業種が上がってきているときというのはその業種に何かしらあると思いますので、その変化を的確に捉えてやっていければいいかなと思います。