■マーケットウィナーズ( 1/31 放送 )

テーマ: 第3四半期決算の見所
ゲスト :
山田 勉氏
(カブドットコム証券(株)投資情報室長)
山田氏: すでにソニーとかトヨタとか大所の下方修正の方バンバンきてます。
それもケタ違いの下方修正ですので、そういった会社に納入している様な会社もこれから軒並み下方修正を余儀なくされるという事です



これは赤線が日経平均株価、緑の線が日経平均のEPS(一株利益)です。
今年度の動きですが株価も半分になったけども利益も半分になってしまった。
第2四半期の決算の時に日経平均のEPSは800円から580円に一気に下がりました。
今回、第3四半期始まっていますが、すでにききょうの下方修正続出がしていまして、緑のEPSの線が右肩下がりで、この下げトレンドは当分まだ続くという事です。
まだ2週間、注意が怠れない状況だという事です。
下の方のグラフはPERはすでに18倍を超えてきたという事で、現在は昨年来、高値を更新中だということですよね。



こちら、ソニーとトヨタ。日本を代表する輸出株ですが、期初の営業利益予想はソニーが4,500億円でした。それが7月に4,700億円に上方修正されて、第2四半期決算の時に、2,000億円という事でソニーショックが起こったわけですけど、今回はマイナスの2,600億円。前回よりもひどいですよね。
トヨタも同様です。1兆6,000億円の期初予想だったのが、去年のトヨタショックは1兆円の下方修正だったわけですが、今回は営業赤字。
金曜日の日本経済新聞の朝刊だったと思いますが、赤字幅がマイナス1,500億円どころか4,000億円位になるとの観測記事も出てましたよね。



株価は9月〜10月と落ちたんですが、実体経済は11月〜12月と落ちて、あのような鉱工業生産指数だという事ですよね。
それを受けて、それが何でかといいますと、やはり外需ですね。
アメリカ、ヨーロッパ、新興国もそうなんですが外需、輸出が絶不振です。
業績下方修正のドミノ倒しがこれから起こっていくと。
ハイテクから素材へ。大手から中小へ。
そういう流れがクッキリと出てくると思います。
その本業不振に輪をかけて、株安ですね。株安で評価損拡大。
平均株価を越していますから仕方ないですよね。
全産業ベースの通期の減益率というのは、これまで3割見込まれていたんですがこれが4割位に拡大するという残念な事になってしまうわけです。
これからどんどんEPS(一株当たり利益)が減ってくるわけです。
EPSがどんどん異常値になってきます。特損計上が相次ぎます。
今後はPERが使えなく公算が大きいというわけです。
ですから企業の本当の価値をきちんと見極める時間帯に正に入ってくるわけですが、これからが結構難しいんですよね。

例えば赤字の会社ですと、PER無いですからね。株式等で特損をドカっと出す会社はEPSが極端に縮まりますので、PERが200倍、300倍、わからなくなってきます。そういう時間帯に入ってくると思います。

岡崎氏: ただ一方、M&Aはしやすくなりますよね。
そちらの方にフォーカスされてくる展開じゃないですかね。



去年の段階から早めに企業の業績下方修正を発表してきた6社。
日本を代表する輸出株なんですが、丸が付いている時点で業績の下方修正を発表したいう事なんですが、見てわかる通り丸が出てる時点からガンガン下がっているわけではないんですよ。
つまりこの丸が出た時点からは、むしろこう盛り返そうとしてると。
例えば一番上、日本電産なんかもそうですよね。
そこを安値に折り返す。
ホンダもピンクの丸から折り返す。
つまり「こりゃ、ダメだー」と言って投げると底打ち跳ね返り、こういうパターンを描くものが多いんですよね。
ですから注目度の高いメジャーな銘柄ほどこういうパターンになるという事で相当、下値鍛錬は済んだと思っていいと思います。