■マーケットウィナーズ( 12/20 放送 )

テーマ: 第10回銘柄ガチンコ勝負
ゲスト :
鈴木一之氏
(マーケットアナリスト)
鎌田伸一氏
(日経ラジオ社 情報制作局 記者)
山田勉氏
(カブドットコム証券(株)マーケットアナリスト)


雲野氏: 第9回銘柄ガチンコ勝負は騰落率およそ25%の差で、鎌田さんの勝利となりました!
ちなみにこの3カ月間、9月20日時点の日経平均の終値は、11,920円。
今週の終値が8,588円。−28%の大幅な下落となっております。



鎌田氏: 金融不安が強い状況でしたので、財務のいい会社、その辺りを並べたという次第でございます。その内、真ん中の3つ、景気敏感株の値動きが非常に悪かったんですが、景気抵抗力のある会社の動きは全体と比べて良かったという結果になりました。



鈴木氏: リーマンショックの直後に、鉄スクラップの価格が少しだけ小さく上昇したことがあったんです。これを持ってして、リーマンショックですべて悪抜け。
しかも景気敏感株の動きがこれから出ると予想して、シクリカル銘柄全部ラインナップしたという状況だったんですが、ご覧のように惨憺たる結果になってしまいました。
言い訳をさせていただければ、実務上は10月の半ばぐらいで全て自分の中では諦めました。ロスカットすべきだと思ったんですが、3カ月やってみるとここまで広がってしまったということです。

 

☆山田サンタ登場☆

山田氏:

今回からこのガチンコ勝負に参戦です。



山田氏:

マイナーな銘柄ばかり並んでしまいましたよね。
石井表記、いわゆる太陽電池ウエハー、それからウエハーの製造装置メーカーですよね。
売りはといいますと、株主優待の桃。福山の会社ですので桃がもらえるんです。
私は何を貰って嬉しいかっていうとサクランボと桃っていうのは贈り物としてもらうとめっちゃ嬉しい。そういう理由ですね。
それからタビオ。これは靴下屋さんですね。チャートを見てみると、小型成長株でPERもまだ5.8倍ということで全然評価不足ということですし、配当利回りも3.4%です。
ハニーズはレディースファッション。インフォテリアはXML専業ソフトウェアの会社。
JBRっていうのはジャパン・ベスト・レスキュー、生活救急車ですよね。
水漏れとかガラスとかカギとか、駆けつけてくれるというサービスの会社なんですが、私がこの銘柄をどのように選んできたかといいますとこちらです。



とりあえず新年は配当を貰おうっていう話ですよね。
配当を貰おう。優待を貰おう。それから小型成長株の復活に乗ろう、再評価をしよう。
こういうものです。
実際にどうやってみたかといいますと。



私が日経会社情報を使うとこうなるっていうことですが、やっぱり先ほどもありましたように巻末ランキングを使うということですが、そのランキングの中に予想配当利回りランキングっていうのがあります。



石井表記もそうですし、タビオもそうです。こういうところから銘柄を見つけると結構楽チンにできると。とにかく1、2、3月、経済環境非常に厳しい中で、とりあえず3月末の配当を貰おうという動きが活性化すると思います。



それからこちらですね。この3カ月ランキングは、8月末と11月末を比べています。
この間リーマンショックがあり、先ほどもお話ありましたとおり日経平均株価が3割落っこちたと。3割落っこちる中でパフォーマンスを上げた、いわゆる株価が上がった銘柄はいったい何なんだっていうことですよね。このランキングには非常に意味があると、ただ上位からみますと200%300%上がっているものをこれから買うのもリスクがあると。ですからランキングの100位から上に遡るような格好で銘柄を選ぶと、インフォテリアとかはハニーズとかJBRが出てくるわけですね。



鎌田氏:

電車と電力、これをキーワードにしました。電車と電力というのは設備投資の意味合いからしまして、電力関係の設備投資会社、そして鉄道関係の設備投資会社を選びました。
関電工は前回のポートフォリオにも入れておりましたけれども非常にパフォーマンスが良かったので今回も引き続き入れました。
電力工事会社の大手ですね。日本電設工業は電車の工事会社。
そして大崎電気は電力メーターのメーカー。日本信号は信号メーカーということになります。そして西華産業は電力に強みを持つ商社です。やはり設備投資というと自動車関連の設備投資、液晶関連の設備投資、半導体関連の設備投資、非常に厳しい状況にありますよね。その中で比較的に高水準の設備投資が維持されるのは電力関係、電車関係、あまり削りすぎて安全面に影響が出たら困りますからね。



たとえば関電工なんですけれども、こちらの状況などを見てみると、中間期の決算の実績は増益になっているんですね。通期の見通しについてはかなり不透明感などもある状況ですけれども中間期増益。



そして財務内容の方に目を向けてみます。
有利子負債を現預金などが上回っているということで引き続き財務内容の強い会社から5銘柄を選びました。



鈴木氏:

上からいきますとJSR、これは化学の会社ですね。
日本合成ゴムという昔の名前でした。
トクヤマ、東海カーボン、横河電気、そして一番下に三菱倉庫という5銘柄です。



今回発売されました日経会社情報の巻末、主要500銘柄の基本投資指標一覧。
この500銘柄をスクリーニングの母集団と見立てまして、手作業で1つ1つ銘柄をピックアップするという作業を続けた結果選ばれたものであります。
自己資本比率、安全の高いもの、これで50%以上、網掛けされているものをまず選び、その中からPBRが1倍前後、大きく下回りすぎているものは今回避けました。
たとえばトクヤマでしたら1.0倍となっておりますが、この程度のものをピックアップしてくるというものであります。ですから財務安定性が比較的高くて、かつ資産価値からみて割安という銘柄なわけですが、こうして見てみますと、上からJSR、トクヤマ、東海カーボン、横河電気がくしくも5銘柄中4銘柄までが半導体設備投資関連銘柄というものに偏ってしまったんですね。前回偏ってしまって失敗したんですが、また偏ってしまったということでございます。