■マーケットウィナーズ( 12/13 放送 )

テーマ: 日米欧・協調金融緩和期のパフォーマンス
ゲスト :
岡崎良介氏
(TAKMAキャピタル CIO)
岡崎氏: ここのところ、各国の中央銀行が利下げを行っています。整理してきましたので見てください。



アメリカ、日本、ヨーロッパ、金融政策のおさらいです。
2007年の8月、アメリカは電撃的な公定歩合の緊急利下げから、どんどん利下げしました。5.25%から1.00%まで。
ヨーロッパも、今年の10月から、8カ国から9カ国の協調利下げ、いっぺんにやりました。2008年10月に政策金利協調利下げ。3回利下げして2.5%。
そして、わが国も、ついに重い腰を上げまして、2008年10月31日でしたか、ちょびっとだけですが、政策金利を0.2%引き下げました。
こうやって3つの地域が協調的に金融緩和をおこなったわけですが、さて歴史を振り返ってみましょう。チャートを見て下さい。



このようにですね、青がアメリカ、黄色が欧州、欧州というのは、99年からECB、欧州中央銀行ですが、それまではドイツの公定歩合をつかっています。そしてピンクが日本。よく見ると、なだらかに一緒に上がって、一緒に下がっている。というかたちがうかがえます。矢印でポイントをつけるとこんな感じです。



この矢印の付いたのところが、3つの地域がそろって金融緩和の時期に突入したそういう時期なんですね。一番右端のところで、ヨーロッパがちょびっとだけ利上げをしたのが、2008年の7月なんですね。こういうイレギュラーな格好になりました。
さてこういう金融緩和の時代に入ったんですが、金融緩和というと株が上がるというのが、大体定説なんですけれども、本当かどうか調べてみましたので、次の表を見て下さい。ご報告しましょう



いまの金融緩和の時代が始まった月末に、たとえばアメリカ株を買って、そしてどこかの国が利上げに動いたそのときに売る。そういう売買をしたら、どういうパフォーマンスだったか。アメリカ株、日本株、商品のCRBも加えてみました。
大体パフォーマンスはいいですね。ただ株に関して言えば、7番目のITバブル崩壊の時、さすがに下落幅がアメリカが50%、日本が60%だったもんですから、ちょっとマイナスになっていますね。その間、CRBは27%の上昇。
さて問題は一番右の?マークの付いているパフォーマンスです。この資産は何でしょう?これはドル建てです。



それは米国のREITなんです。
過剰流動性が不動産に行くというのは、皆さん新聞などでよく読まれると思いますけれども、3つの地域が金融緩和に対してですね、パフォーマンスがいいのはREITなんですね。今回も不動産の不況がずっと伝えられていますが、そろそろかな?と思って、この表を作ってご報告したのですが、先を越されたのが日経新聞でした。これは12月10日の日経新聞ですね。私がちょうどこの作業をしている最中に、こういう記事がありました。REIT指数が約一ヶ月ぶりに900を回復した。或いは海外のREITマーケットも少し回復したと。見ているひとは見ていますね。