■マーケットウィナーズ( 12/6 放送 )

テーマ: さらに整った新興市場反騰の条件と今後の見通し
ゲスト :
中村孝也氏
((株)フィスコ シニアアナリスト)


中村氏: 新興市場の状況をまとめた表になりますが、利益の項目にあります配当、非常に高まってきている。ただ利益自体もあてにならないので、△を付けたんですけれども。
ただ、ザッと見ていただいてPBR、売買代金、ドル円、企業心理といろいろありますよね。これらですね、いろいろ持ってきましたけど、今回さらに項目を追加するとともに、変化だったり利益だったり、来年の見通し、これも述べていきたいと思います。



バブル崩壊以降の日経JASDAQ平均の推移ですが、こちら上昇と下落に分かれていますね。
直近10月安値を見ていただきたいのですが、実は64.5%まで調整しています。
過去の調整、下落のところを見てみますと、大体65%、67%と、65%ぐらいが MAXと言えばMAXなんですね。
そうこう考えると、今回の10月安値も大体いいところまで来てるということですね。



次に決算を見ていただきたいと思うんですけれども、新興3市場の経常利益の推移なん ですが、08年9月中間期、39%減益と、数字自体は非常に悪いです。
ただ、見ていただきたいのが、07年の第1四半期にガクっと数字が悪くなって、 どんどん数字が悪くなってきて、一番上から7%減って16から8まで8ポイント 減って、8から1まで7ポイント減って、1から−6まで7ポイント悪くなって。
08年の第1四半期でリセットになって、一気に32%悪くなったんですね。
その後どうなったかと言うと、08年中間期で数字はさらに悪くなったとはいえ、 7ポイントの悪化なんですね。この減益が悪くなるスピードですね。
この鈍化というのは、注目しておきたい数値かなと思います。
先ほど見ていただきましたが、去年は利益というのは悪化傾向にありましたので 比較すべき利益のハードルというのはどんどん下がってきているんですね。
となると、今後発表される2月とか5月とか8月の決算発表時の減益率の縮小の兆しが 出てくるかというのは注目しておきたいところだと思います。



値幅の調整というのは1つ○になりましたよね。
利益のところはほとんど変わってないですけど、1つ、悪化速度は鈍化してきたと。
これ1歩前進といえば前進なんですね。まだ△ですけれども。
その他、PBRはもともと安くて、売買代金、ここもJASDAQ市場の売買代金が70億円ぐらいまで減ってきています。過去の安値圏の売買代金の最低というのは40億円ぐらいですから、ここから最長半年ぐらいでその水準まで達する可能性はあります。利益の特徴に戻っていただくと、3カ月から9カ月程度で利益のハードルが下がるという形ですので、これも平均すると大体半年ぐらいで減益率が縮小する可能性 があるという形ですので、今後半年、来年の半ばぐらいでもしかしたら全ての項目が○になってくるかもしれません。ただ、その間は横ばい圏が続くと思いますので、なかなか新興市場の銘柄に投資して利益を獲得するというのは難しいかもしれませんね。そこら辺は覚悟しておかなければいけないと思いますね。
そんな中で言うとやっぱりよっぽど資金が集まっている銘柄というものじゃないとなかなか利益獲得できないと思うんです。現状も横ばいの相場展開ですので、足元1カ月で上昇している銘柄、上位2社を見てください。
まずは、クリエイトレストランツです。多業態に特徴のあるレストランチェーンですね。
利益は非常に伸びています。第2四半期のみの経常増益率4割超です。
そして、実は自社株買いも発表しているんです。
次に、ゲームオンという会社ですね。東証マザーズです。オンラインゲームの運営を している会社なんですが、サービスですよね。こちらも業績は非常に好調です。
こちらも同じく自社株買いを発表しています。
やはりここ最近の相場、横ばい展開の相場でも上がる銘柄は上がっています。
その共通点は実は高い利益成長と自社株買いという形になっていますね。