■マーケットウィナーズ( 11/29 放送 )

テーマ: 米国債券国別保有状況に見る時代の変化
ゲスト :
岡崎良介氏
(TAKMAキャピタル(株)運用担当取締役CIO)

岡崎氏: 日本経済新聞の11月19日の記事、米国債の保有ですが、中国がついに日本を抜いて首位に踊り出たというニュースなんですね。これは考え深いものがあります。
中国と日本の今までの米国債の保有残の推移をチャートにまとめました。



かつては断トツで日本が多かったんですね。ところがずっとコンスタントに中国が、 外貨を獲得して、外貨準備が外国債券、アメリカの債券に変わっていったということ なんですが、ついに追い抜いてしまったということですね。



そこで今回は、この7年ぐらいの間に、勢力地図がどう変わったのか、世界の富の構造といってもいいと思うんですけども、アメリカの国債を保有する国々がどんな割合になっていたのかを比較してみたいと思います。見ていただいているのが、2001年の1月です。この時代、アメリカの債券を保有するのは断トツで日本が多かったんですね。31%、中国は6%です。



では、最近の動きはこちらです。日本が20%、中国が20%。次いで石油輸出国、 後はイギリス、こういった感じです。ノルウェーとかロシア、ブラジル、こういった 国々は新参者のグループです。分かりやすくいうと、かつては先進国がみんな持って いたんですが、08年9月になると、新興国と産油国、それからヘッジファンドのお金が集まるイギリス、それからカリブ諸国、こういったところです。こういったものがアメリカの債券を持っている。世界の富がこのように動いたと。お金を持ったのが中国であり、ブラジルであり、ロシア、ノルウェーなんですから、この人達に頑張ってもらわなきゃだめですよね。今世界は危機ですから、中国の活躍、ここに期待したいですね。