■マーケットウィナーズ( 9/6 放送 )

テーマ: 新興市場の底打ちメドと投資戦略
ゲスト :
中村孝也氏
((株)フィスコ シニアアナリスト)

中村氏: 連日で年初来安値更新、指数によっては算出来安値更新と、残念な結果になってしまっているんですけど、こうなってくると下値のメドっていうのはどこら辺なんだろうというのが気になってくる時期かなという風に思いましたので、これを持ってまいりました。


今年の1月に出演させていただいたときに1月時点のこのチャートを持ってきたんですけれども、どういうものかというと、2002年12月が新興市場の底だったんですね。その時の予想のPERと実績のPBRと比べて、1月の時点でどのような数字になっていたのかというのを持ってきました。その当時の数字を見てみますと、PERはほとんど同じ水準まで調整してきて、PER面で見るとそろそろ底値圏と同じような数字になってきたなということがわかると思います。ただ、PBRの方見ていただくと分かるように、まだその当時ですとやはりまだ2〜3割は下値余地はあるのかなというような状況だったと思います。そして一番最近の数字ですね。8月末の数字を見ていただきたいんですが、予想PERは2002年12月の底よりも下がってしまっている。
それなのにまだ株価は下げ止まってないわけですね。


第1四半期の32%減と、これに対して予想はどうなっているのかというと、中間が16%減ですから、ちょっと回復、そして通期の予想が13%増ですからさらに回復と、V字回復ですね。では32%減から、達成できるのかということが問題になってくると思うんですけれども、今の段階ではちょっと難しいんじゃないかと、いう風に判断されるかと思います。そうなってくると、PERの信頼感というのは甚だちょっと疑問かなとい風になってきますよね。となると、何を見なくてはいけないかと言いますと、先ほど見てみたPBRというのが、下値メドの重要な判断要素になってくるかと思います。株価を一株当たり純資産で割ったものなんですけれども、ここから算出される下値メドというのは今から15%程度、日経ジャスダック平均で15%程度下ということですね。この15%がですね、まだ15%あるのかと、いうのがそろそろ15%かと感じるというのは、投資スパンもしくはスタンスの違いによってくるとは思うんですけれども、私の場合は3年間調整し続けるところを見てきましたので、あと15%ぐらいなのかなというような気分はしていますけれども。
ちょっと長いスパンのところは置いておいて、目先、数字的に変化も出てきたところもありますので、そこも見てみたいと思います。


売買代金と東証マザーズ指数の関係ですけれども、売買代金の方は新興3市場の売買代金の25日平均ですね。これと今の売買代金がどれぐらい乖離しているかというもののチャートですね。ピンクの方が今の売買代金と25日の乖離の方です。これがプラスになってくる、つまり売買代金が増えてくると東証マザーズ指数は上がってくる、もしくは下がらない。じゃあ足元の状況みていただくとどうなっているかというと、ゼロのラインを上回ってきている、つまり売買代金増加してきているということなんですね。
週末ですが、依然としてゼロのところを上回ってきています。ですので、目先は、これがゼロを上回るか下回るか、これを注視していただきたいと思います。
あと気になる数字もう1点なんですけど、ジャスダックの信用売り残、これが3週連続で増加してきていますので、そういう数字が観測されるときには下がらない、もしくは上がってくるという事例が多々観測されていますので、その点も注目して見ておいてくださ
い。
比較的安全なところに資金はシフトさせたいところなんですけど、業績のいい、そしてあまり下がっていないところ、そういうところに資金をシフトしておきたい。
かつ、株式市場、非常にテーマが乏しくなってきていますが、太陽電池関連、これが唯一のテーマだと思うんですね。それに関して、利益成長を遂げている、もしくは株価が下がっていない銘柄をピックアップしてみようという風に思います。


利益の成長が著しい企業、そして株価の上へのトレンドが出ている企業、それを総合して点数化したものです。この点数といいます
か、記号はAの方が良くて、B・・・C・・・と下がっていきま
す。この中で新興市場銘柄というと、ピンクの2社なんですけど、
まずはエヌシーピー、下がっている中で比較的しっかりしているんですけど、もう一つの方がもっと顕著に表れていると思うんですけ
ど、フェローテックです。
株価は高値圏にあります。本当にしっかりしていますよね。どちらも太陽電池の製造装置を作っている会社です。このような銘柄は一つ注目してみてもいいのかなという風に思います。