■マーケットウィナーズ( 8/23 放送 )
テーマ:
米国の景気後退は本当か?
ゲスト :
岡崎良介氏
(TAKMAキャピタル(株)運用担当取締役CIO)
岡崎氏:
不透明な時期なので、1つ格言をご紹介したいと思います。
「相場のことは相場に聞け!」私は相場だけではなくて、例えば景気とかインフレとか経済ファンダメンタルズのことも相場に聞いて、なんでもかんでもマーケットを見て考えるんですけど、今日お話したいのは、アメリカについてです。
アメリカのダウ輸送株、アメリカの景気敏感株の代表なんです
ね。長い80年以上の歴史があるデータなんですけども、ここからアメリカの景気を見直し てみようと思うんです。
というのも前回、山田さんがアメリカのGDP、確かに結構いい数字で、 日本がマイナス成長になるとか、ヨーロッパが4−6月から リセッションの懸念があるというのに比べて アメリカっ て、景気後退、景気後退ってこれだけ騒いでいたんですが、 実際にはそうじゃないんですね。
調べ直したらダウ輸送株の特徴2つあります。大体景気後退期、過去8回ある中で ダウ輸送株が先行してピークアウトします。時期は2カ月前から20カ月前ということ でずいぶん間があるんですけども、とにかくダウ輸送株が下がってから景気後退してい ます。過去8回、週7回です。その際、結構大きく下がるのが特徴です。
ダウ輸送株は3割以上です。
ダウ輸送株の1年間の動きを見てください。去年の07年4月からの動きなんですが、 ダウ輸送株はいったん大きく下がりましたが、その後戻りました。
日付とデータを見てもらいたんですが、07年の7月からです
ね、08年の1月まで、大体24%下がったんですよ。下がったときは私もアメリカは景気後退期に入ったんだ なと、いよいよ株式市場全体の下落が本物だとあの時は思っていました。
しかし、その後今年の6月までこの通り戻ったんですね。
つまり下落は24%で止まった上に、おまけに新高値を更新してしまったんですよ。
となると、先ほどいったダウ輸送株の特徴からするとまだアメリカの景気後退期はこの 時期ではなかったと、これから来るのかもしれません。
しかし、今このダウの動きに少しトレンドラインを引いてみる
と 、今年の1月から、なかなか建設的な動きをしていると思うんですね。
仮にトレンドラインがサポートされるかたちでダウ輸送株が大きく下げなければ、 ひょっとするとアメリカは景気後退しないん じゃないかなという期待さえ生まれてくるような展開なんです。
ダウ輸送株にアメリカの景気について尋ねたところ意外と大丈夫かもよと、 そんな風に私には聞こえたんですけどね。