■マーケットウィナーズ( 8/9 放送 )
テーマ:
米国株の小さな変化
ゲスト :
岡崎良介氏
(TAKMAキャピタル(株)運用担当取締役CIO)
岡崎氏:
私も含めてプロと言われている人ほど見落としていることが多いんですよ。
まずアメリカのNYダウの動きを見てください。7月15、16日のところをボトムに反転してきたんですね。では次にナスダックを見てみますと、ナスダックも同じ動きです。
この2つを見比べるだけではなんのことかピンとこないかもしれません。
ちょっと加工したグラフがあるのでこちらをご覧ください。
もう一度NYダウです。今度は3月10日。第一四半期の株価の安値を100として指数化しています。そこから5月中旬まで戻って、その後下がって100を割り込んで戻っているという動き方ですね。では同じように3月10日を100として指数化して、今度はナスダックの動きを比較してみましょう。
ポイントは、ナスダックをよく見ると3月10日の安値を下回っていなかったんですよ。
この動きっていうのは日本株も同じなんですね。
今度はS&Pの中から大きい株だけ100個選んだ指数があるんです。
日本でいう大型株指数ですね。3月10日をボトムにして、やはり100を割り込んで95、そしてその後反発。
では、アメリカの中型株の動きを見てみましょう。
3月10日の安値を割り込んでいませんでした。
もう一つ、小型株。こんな感じです。割り込んでいません。どうやら、グローバルなものは駄目なんだなと。もう少し言いましょう。大型株、アメリカのグローバル株ですから、世界中でビジネスをやっているわけですね。こういうところの株が、一斉に今悪いわけです。代表的なものが金融株です。ところが中型や小型は、グローバルではないところで、ビジネスを進めている会社というのは、結構したたかに業績を保っているんです。私はこんな風に思うんですけれども、グローバルな投資から、一旦ここは、ドメスティックな投資に切り替わりつつあるのではないかなと。ドメスティックというのはGDPの“D”ですけれども、ようするに国内の、あるいはローカルの、と言ってもいいかもしれません。日本でもこういう動き、ドメスティックにもう一度焦点が当たるような展開になっていくのではないかなという予感を持ちました。