■マーケットウィナーズ( 7/12 放送 )
テーマ:
逆行する米国株と原油 臨界点は?
ゲスト :
岡崎良介氏
(TAKMAキャピタル(株)運用担当取締役CIO)
岡崎氏:
株と原油の関係を足元の動きで分析してみました。ここのところ原油価格は異常に上がって、極端に下がったりして、その度に一喜一憂する形で特にアメリカ株は動いているので、その辺のところの分析なんですが、まずはマーケットを見てみましょう。
アメリカ株の動きです。
これは今年の5月に入ってからの株の動きなんですが、ずいぶん下がっています。
戻り高値が5月19日、そこから7月9日までですね。だいたい13%ぐらい下がったんですね。一方で原油です。
かなり荒っぽい動きなんですが、ほぼ一直線に上がってますね。洞爺湖サミットが始まってから2日間かけて10ドルぐらい下がったんですが、その後また戻りつつあるという感じです。これだけ見ると、株が下がる一方で原油が上がったというように見えてしまうんですが、もう少し、細かく日々の動きを分析してみたのがこの結果です。
○×で書いているんですが、鈴木さんはご存知だと思いますが、星取表です。
上がった日を○、下がった日を×という形ですね。
5月9日はアメリカ株が下がりました。一方で原油は上がりました。というような感じで42日間ずっと○×をつけてみました。
これは5月9日というのがミソなので、後で詳しく説明しますが、まず、42日間の 成績はこんな風になっています。アメリカ株は22勝20敗(−11%)一方で、原油はというと、もう少し強くで、24勝18敗。勝率はこうなんですが、10%の上昇。
さてここからなんですが、もう一度○×を見ていただきたいんですが、結構×の時○、○の時×というような交互の関係が目立っています。これはいわゆる逆行という動きなんですけれども、42日中28日間も逆行しているんですね。つまり両方が上がることは難しくなってきたわけです。
原油が上がるなら株価は下がってしまうしかないんですね。
こういう関係が始まったのが5月9日からなんですね。
結論から先に言いましょう。どうやら臨界点は125ドルぐらいなのかなと思います。
125ドルを超えてからこれ以上原油が上がってしまうと、なにもかもダメになってしまうという風にマーケットは認識したんではないかなという気がします。
このあたりからトヨタの株にしてもGM、フォードにしても、自動車関連の株っていうのはほとんど全滅です。ですから逆に言うと原油は125ドル以下に下がってほしいんですけどね。そうするとなんとか両方が両立できるようなところまで戻ってくるのかなと思います。おそらく今後の展開、株式市場が安定感を取り戻すにはまずは原油価格が一旦は小康状態、一旦は調整局面、できれば125ドル、この辺がポイントになるように思います。