■マーケットウィナーズ( 7/5 放送 )
テーマ:
新興市場「軟調相場の中の銘柄選択」
ゲスト :
中村孝也氏
((株)フィスコ シニアアナリスト)
中村氏:
先週鈴木さんが、ランダムに見える銘柄でも、業績の裏づけがあるというようなお話をされたと思います。今回新興市場についてもちょっと調べてみましたので、これから“銘柄カルテ”というものを使って新興市場の銘柄を分析していきたいと思います。
フィスコが開発したものでして、ファンダメンタルズ点数とテクニカルの点数ですね。 これを合算してフィスコレーティングを付与しています。
フィスコレーティングというのが2番目ですね。A+(高評価)からE−(低評価)の15段階あると。
そしてファンダメンタルズの点数は利益の成長を重視しています。
ROAも考慮して偽というか質の悪い利益を持っている会社というのを点数下げてしまおうということです。
最後にテクニカルの点数はトレンドを重視して点数を弾いています。
今回はフィスコレーティング別にAとか、A+とかA−ですね。
6月の月間騰落率を調べてまいりました。
そしてフィスコレーティング別にファンダメンタルズの点数の平均をとってきました。そして最後に調査対象は新興市場のみというような形になっていますね。
青い線の方が6月の株価の騰落率です。そして1番下にフィスコレーティングABCD・・・とこのような形で載っていますが、棒グラフの方がファンダメンタルズの点数ということになります。これザッと見ていただいて、お気づきかもしれませんが、ファンダメンタルズの点数と株価の下がらない率は正比例する傾向にあるかなと思います。特にファンダメンタルズ点数の低下が著しくなるCランク辺りですね。ここを境に下落率が急速に拡大している傾向が見てとれますね。足元ではスルガコーポレーション、これが民事再生手続きを開始したというようなニュースを受けてファンダメンタルズの悪化している企業を避けようという傾向は見てとれるのかもしれません。
もうちょっと銘柄に落として具体的に見ていただきましょう。
こちらは前回私が出演させていただいた6月7日にご紹介したフィスコレーティングですね。上位ものを持ってきたんですが、これの騰落率を並べてみました。
このフィスコレーティング自体は6月4日時点で取得したものです。
フィスコレーティングは日々変わりますが、利益成長をベースにしていますので、大きく変わってしまうことはないです。
6月の相場の軟調推移って考えていただければ分かると思うんですが、この騰落率を見ていただけると利益成長の高い銘柄というのは比較的堅調な推移を見せていたと言えると思います。
6月の相場全体は、ジャスダックはそこそこしっかりしていたんですよね。
マザーズ、ヘラクレスは非常に厳しい調整を余儀なくされたわけですよね。
新興市場平均すると3市場で10%強の下落になってしまったというような状況ですね。
こちらは水曜日時点の点数をとってきたんですが、こちらがフィスコレーティングの高い順に並べた銘柄リスト一覧になります。
銘柄ザッと見ていただくと分かるんですけれども、ちょっと流動性の乏しいものが上に上がってきてるというのもあってですね、もうちょっと厳選して、例えばフルヤ金属であるとかセブン銀行、倉本といったような銘柄をご紹介させていただきます。
フルヤ金属なんですが、こちらは工業用金属製品です。こちらを製造している会社です。やはり商品市況が刺激材料となってですね株価は大幅に上昇してきている状況ですね。そしてセブン銀行、ファンダメンタルズ点数がついてないんですけども、これはIPOしたばかりの銘柄だからなんですね。
こちらもチャートを見ていただくと株価は堅調推移ですね。なぜかというと全国に ATMの設置が終わって設備投資負担というのがだんだん軽くなってきます。
そうなってくると減価償却負担というのも軽くなってきて、利益急増局面を迎える 可能性がある、という読みがあるんですね。
そして最後に倉元ですね。液晶用ガラス基板の加工などをしています。財務体質てきにはまだまだ改善すべき余地のある会社だという風には言えるんですが、利益は急速に戻ってきている、好転してきている会社です。