■マーケットウィナーズ( 6/21 放送 )

テーマ: 第8回銘柄ガチンコ勝負
ゲスト :
鈴木一之氏
(マーケットアナリスト)
鎌田伸一氏
(日経ラジオ社 情報制作局 記者)


雲野氏: 第7回銘柄ガチンコ勝負は鎌田さんがWINNERとなりました!ちなみにこの3カ月間、3月21〜6月20日の日経平均は、12,482円から13,942円ということで、+11.7%だったんですね。
ちょうど鎌田さんと同じですね。


鎌田氏: 3カ月前に発表されました会社情報を基に09年3月期の業績見通しで増益の見通しが出るような株、それを選んでポートフォリオを作りました。三菱重工、三菱商事というところが26%の上昇ということで非常に上がっております。一方で中部電力が 5.3%のマイナス。原油価格の上昇がこの辺りの株価の動きにそのまま現れてるっていう考え方ができると思います。三菱商事は原油高ストレートに収益になります。
それから重工辺りは環境技術などがありまして、この原油高が銘柄選択に利いたということがあると思います。


鈴木氏: 山本編集長がこの相場は損する人はいないんじゃないかということを仰っていましたが、見事にやられてしまいました。言い訳するわけではありませんが、私も3勝2敗なんです。3勝2敗の内の1つの負け、1番下にありますMTIが3割も下がってしまいました。
これが全体を引っ張ってしまった。反省するならば、前回、3月の半ばぐらい、日経平均が11,000円台に付けた後、相場がもし戻るとすれば、その時は先に下がっていた小型株から戻るのではないかと、大型株よりは小型株の足のほうが早いだろうと思いまして、小型株を中心に選んでみたわけだったんですが、それなりに戻った銘柄もあったんですが、MTIにみられますように非常に大きく下げてしまったという状況ですね。
これはフィルタリングソフト、携帯ソフトの会社ですね。携帯電話からWEBを見る、今社会的に問題になっていますが、それでMTIの業績も非常に苦しいものに押しやられてしまった。ただ、実務上で言えば3割下がっているのを黙ってみすみす見逃していることは普通ないですから、やっぱり途中で1割ぐらい下がったら危ないといって逃げるんでしょうけど、それは全ていいわけになってしまいますよね。


鎌田氏: 大型企業を集めました。自動車部品や通信部品に強い住友電工。工作機械大手の森精機。建設機械トップメーカーのコマツ。電子部品大手のTDKに、海運の郵船と、多くの方が知る企業を今回も集めております。選別の基準は海外売上高で4割以上、PERで17倍以下という条件から選びました。先ほど、山本編集長からもお話がありましたが、為替レートが会社側の計画よりも円安水準で推移しているということを受けて、今後の株式市場ではドル高を背景にした収益の上積み期待、この辺りが考え方として、対処法を考えるにあたって重要なことだと思い海外売上高の大きい企業を選びました。


会社情報の銘柄ページの【収益構成】という欄があるんですけど、ここには決算期における海外売上高が掲載されているんですね。
TDKの場合、海外が82%を満たしているんですね。それともう一つ、PER水準ですけれども、現在の日経平均の予想PERで17倍にいくと押し戻されるという展開にあるので、そこで、17倍よりは少なくとも低いというような株を選びました。
海外売上高の大きい株というのは、今の経済環境からいうと、北米の自動車販売停滞、それで個人消費が北米で落ちれば、アジアからの輸出も落ちるというような懸念はあるんですけれども、あえてここでは海外売上高の大きい会社のドル高メリット、その辺りがどのくらい株価に織り込まれるかということを問題提起させていただく意味でもこのポートフォリオを作った次第でございます。


鈴木氏: 電気株で固めてみました。ポートフォリオではありません。
一番上、電子部品のアルプス電気、そして日本電産、横河電気、半導体の後工程のテスターの会社です。それからカシオ計算機、そしてなんとGSユアサ、今をトキメクあの、急騰の後のバッテリー関連、あえてここで入れてみました。またMTIと同じような悲劇がもう一度繰り返されるかもしれないですが・・・
次の3カ月、7月から9月の3カ月は、そろそろ来年の相場を意識する時期に来ると思います。秋風が吹くころですね。そのころは2009年のテーマとしては、電気株が少しずつ復活していく年になるんではないかなと、大きな前提を立ててこのように組んでみました。


  銘柄選定の基準は、日経会社情報の巻末の予想経常増益率ランキングの中から銘柄コード6000番台、電気株ですね。これを全部ピックアップしまして、大きく経常利益が今期伸びる会社、且つ、経常利益100億円以上の大型株を加えてみました。これでランキングしたのがこちらです。これが3カ月で結果が出るかどうかは別の問題ということになってしまいますが・・・


  例えば日本電産の、日経会社情報のページを見ていただきますと、09年3月期、会社側の見通し、経常利益900億、それに対してQUICKコンセンサスというアナリストの集計値は2010年3月期という来期の数字を掲載している会社も大手企業にはあるんですね。ここでは経常利益106,3億円、ですから今期900億円に対して来期1,063億円、早くも2桁増益が見込まれる会社になっている。こういう会社を一つずつピックアップできればいいなと思いました。