■マーケットウィナーズ( 5/10 放送 )
テーマ:
「ボラティリティ低下で、今後上昇が期待される
新興市場の注目銘柄」
ゲスト :
中村孝也 氏
((株)フィスコ シニアアナリスト)
中村氏 :
木曜日の東証マザーズ指数の大陽線にはびっくりしましたけどね。5%超上がりましたので。ただ、東証マザーズ指数のボラティリティ、変動を見てみると、かなり歴史的に見て非常に低い水準にあるというのが一つ言えると思います。今週はこれをどのように捉えていけばいいのかというのを見ていきたいと思います。
マザーズ指数とボラティリティの推移なんですけれども、3パターンぐらいあるかなという風に思うんですよね。まずは(1)のボラティリティが低下して東証マザーズ指数が上昇している局面ですね。そうなるとその後どうなるか、マザーズ指数下落するわけですね。 そして(2)のボラティリティ低下と東証マザーズ指数の下落。どちらも低下、下落ですけど、それが重なると、その後東証マザーズ指数は上昇に転じると。そして最後に(3)のボラティリティの低下と東証マザーズ指数の横ばい推移ですね。これが続くとその後東証マザーズ指数は上昇に転じると。というように3つのパターンに大まかに分けられるのかなという風に思います。現状は(3)の局面、ですから横ばい、ここから上昇という局面に近いのではないかなという風に考えています。
反発にも2種類ぐらいあって、急なものとジリジリ上がっていくものと2つあると思うんですけれども、私の場合比較的短くて、短期で小幅というような上昇に留まるのかなという風に思います。上昇は上昇ですけれども、そして地合いは決して悪くないということを繰り返して申し上げておきますが、ただ短期で小幅なのかなというような気がしますね。というのも揉み合いの期間が短かったというのが1点あると思うんですよね。もう一つは新興市場の利益の増加ペースというのはどんどん低下してきている局面で、長い上昇、すごい大幅な上昇というのはまず期待しにくいのかなという風に思うんですよね。
そういう場合にどういう銘柄を選べばいいのかといいますと、材料株というよりも超好業績株ですよね。利益が急激に伸びている、誰が見ても良いというような銘柄が上昇率上位にランクインしやすい局面なんですね。そうはいっても新興市場がそんなに悪くない局面であれば急騰する銘柄というのは結構出てくる局面だなという風に思います。
具体的にこの3銘柄を持ってきたんですけど、この3銘柄すでに決算を発表している銘柄です。今後決算発表に突入しますけれども、次の3月決算企業が多いですから、次の決算予想が出てくるわけですよね。次の決算は景気が悪いからあんまり積極的な決算を出してくるところは多くないだろうと。だったら、すでに決算発表を終えていて、かなり数字のいい所を持ってきたほうがいいんじゃないかと思ってこの3社を持ってきたんですが、まずケイブですね。
携帯コンテンツ、オンラインゲーム、EC事業などを展開している会社です。新たに投入したオンラインゲームが好調な推移を示しました。
2社目はアイ・オー・データという会社なんですけども、こちらはストレージですとか、 PC周辺機器製品の販売を手がけている会社です。在庫回転率なども高まって営業キャッシュフローも大幅な増加を見せていると利益も急激に増加してきているという形ですね。最後、日本通信という会社なんですけれども、これは過去にご紹介させていただいたネットプライスですね。急激に株価上がりましたけども、その後急激に下がりました。このような諸刃の剣的な銘柄だと思うんですが、無線データ通信サービスを提供している会社なんですね。足元の決算数字というのは決して良いとは言えないんですけれども、業績予想をして黒字転換を発表しています。成長期待が高まる状況にはあるんでしょうね。
岡崎氏:
売買代金が極端に細ってますよね。
中村氏:
ボラティリティが低下して売買代金も低下してしまうというのは過去には1回も マザーズ市場は経験したことがないですよね。
岡崎氏:
ということはやっぱり過去になかったパターンていうのが今度新たに生まれるんじゃ ないかなという気もするんですけどね。