■マーケットウィナーズ( 5/3 放送 )

テーマ: 「相場の転換点を読む」
ゲスト :
岡崎良介 氏
((株)フィスコ アセットマネジメント 取締役CIO)
岡崎氏 : 5月に入って日経平均株価14,000円。非常に安心感が出てくるような展開です。 アメリカ株も堅調です。為替、ドル/円は105円をうかがう展開ですよね。次にユーロ、こちらの方は1.6を乗せてから今度はユーロ安ドル高の方にいっているんですね。金は1,000ドルを乗せてから850ぐらいですか、
15%ぐらいの落ちですね。そしてWTIは120手前までいって112ぐらいですか。こんな風に3月から4月にかけて結構いろいろマーケット大きな動きをしましたでしょ。そこで今回はこんなチャートを作ってみました。


  まずは、ボトムアウトグループ。ボトムアウトしたかに見えるグループが先ほどの6つのチャートの中に3つありました。まず紺色の折れ線グラフの日本株です。これは3月4月の安値を100として指数化したものですね。そこからなんと20%近く上がったのが日本株です。次にオレンジ色の折れ線グラフ、アメリカ株です。これはSP500を使っていますが、引け値ベースでとると3月の日経平均よりもちょっと前ですかね、そこでボトムを付けて、そこから約10%と少し上昇しています。
ドル/円はまだ7%か8%ぐらい。面白いのはみんな3月の17日前後。例のベアスターンズ事件ですね。ベアスターンズが救済されたところを起点に一斉に折り返したと。こういうグループが見つかります。では次にピークアウトしたかに見えるグループを見て下さい。


  まず目立つのが、緑色の金ですね。金は100を高値にしていますから、85まで15%落ちたんですけれども、ベアスターンズ事件、3月17日前後で折り返しています。次に折れ線グラフの紺色、ユーロ/ドルを見てみましょうか、こちらの方はもう少し後の4月22日ぐらいですね。そこから落ちてきているんですけども、まだ3%から4%です。そして原油、原油も4月22日をピークに5%ぐらいのピークアウトですね。こんな感じです。中でも一番大きく動いたのが日本株の20%近くと金の15%近くですよね。上昇をけん引してきたETFがここにきて大量に売却、利食いをしているということも言われているそうですが、おそらく信用不安が広がる中で不安に駆られた資金が金の方に流れて、それがまた今度は株に戻ってきたという動きだと思うんですけど。ちょっと整理してまとめてみました。


  これはトレンドが果たして転換したかどうかということの私なりの定義なんです。日本株とアメリカ株、私の過去何十年ものデータでいくと、安値から30%ぐらい上昇すると完全にトレンドを転換したと言えるんです。日本株は20%まで戻ってきましたからもう少しですね。ただ、下落トレンドが1年も続いているときというのは、結構騙しもあります。でもだんだん確信に近づいてきたかなというところです。
一方金ですけれども、これは高値から20%以上下落した場合はトレンドが変わっただろうと見えるんです。今15%、後5%ですがまだわからないですね。
最後に為替なんですけども、これは結構幅が必要で15%。これにはもう少し時間がかかりそうですね。