■マーケットウィナーズ( 4/26 放送 )
テーマ:
「次第に反転の兆しの見え始めた日本株、今後の注目銘柄」
ゲスト :
山田勉 氏
(カブドットコム証券(株)マーケットアナリスト)
山田氏 :
この1カ月、すごい相場変わりました。前回1カ月前というのは3月15日ぐらいだったと思いますけど、本当暗いムードだったんですけど、あれからすでに日経平均株価は2,000円も戻しました。3月17日のベアスターンズを境に相場は折り返したということは確認できた1カ月だったと思うんですが、ではここからの投資選択をどう考えるのかということなんですが、まずこちらの方からご覧ください。
日米共にやっぱり足元の株価の軟調っていうのは金融システム不安だと。
金融システム不安は何に現れるのかというとやはり日米の銀行株価指数です。
青色がアメリカの銀行株価指数、BKXですね。それから赤線が日本の銀行株価指数 ということになりますが、去年の7月以降9カ月にわたってどちらも延々下げ続けてきたということなんですよね。これが今週ちょっと底練りから上っ離れかという動きが歴然と見えつつあるということですね。週末、ボンドがストップ安して、銀行株価が思いっきり買い戻されたというあたりにもその一端が出ているんですが、いよいよこの底練りから脱して今までの9カ月の下げトレンドを否定しようとし始めているということで、これは相場を見極める上で非常に重要なポイントになると。来週以降強くなるんじゃないかと、まずはそういう前掛りな姿勢が必要かなと思います。
ということで、ここからの投資戦略ということを考えてみたいわけなんですが、 「銀行株価指数が反騰するまでは」、というのが上の方、「銀行株価指数の反騰が歴然とわかるようになれば」、というのが下の方ということになりますが、今どちらかと言いますと、下の方に近づきつつあるわけですよ。まず上の方から話しますと、銀行株価指数というのがよく分からない間っていうのはまず超優良株を時間分散で仕込むと。
これが1カ月前に話した内容だったと思います。そして2番目、テーマ株ですよね。
今でしたら環境、代替エネ、農業、水ということになりますが、こういったものは全体相場に関わらず堅調だということです。続いて低位株とリターンリバーサル。
4つ目に小型株。ですから銀行株価指数の反騰が歴然とするまではこの4つのパターンが儲ける手口だと。
それから銀行株価指数の反騰が明らかになったならばほぼ全面高がくるということで当然銀行株、証券株、不動産株、そういった辺りが人気化するかなという風に思います。今回はこの3番目ですね。低位株とリターンリバーサルについてお話したいと思うんですが、まずこちらの方からご覧いただけますでしょうか。
水色の部分が日経平均株価ですね。1月21、22日辺りが1番底で3月17日が大底で、それから戻っていってるんですが、この1番底の地点ですでに大底を入れて上げっぱなしの銘柄がぼろぼろ出てきているということです。
特にここでは日経平均採用の低位株ということで4銘柄載せてあります。
三洋電機、住友セメント、沖電気、GSユアサということなんですが、例えばこの赤線の三洋電機なんかですと、120円ぐらいしてたのが知らない間に倍になっているということなんです。つまり低位株っていうのは人気の圏外、当然レーティングなんかも付いてないし、誰も見放して、知らなかったと。そういう盲点のところにいる銘柄がすでに折り返して株価が倍になっている。こういうものが今続々現れていると。特に足元2〜3週間の動きっていうのは低位株がどんどん底離れしているということで、今回はその低位株のスクリーニングをやってみると、こんな格好になりました。
これは昨年10月末からの値下がり上位から、低位株ということと、建設、不動産、 金融を除くということでリストを作ったんですが、例えば一番上の栗本鉄鋼なんかですと、半年で65%下がっていますね。右側のPER、PBR、配当利回りというのは 、何か参考にならないかなということで、日経会社情報春号の数字を無理やり使っているというだけのことです。ざっと見ていきますと見放された低位株の中にも掘り出し物がないかなということで考えますと、下から3つ目の富士通ゼネラル。富士通ゼネラルと言いますとエアコンだということで、去年、ダイキンの大相場があって、富士通ゼネラルも同じように上がったんですよ。ところが、年初以降ガクーンと見放されて半値になってしまった。だけども、みんな誰も見てないけれども、もうすでに底から浮上開始しつつあるなというのがかなり見て取れるわけです。尚且つ今年の夏も熱そうだなというのがなんとなく伝わってきますので、今後人気化する余地が多いかなと思います。
さらに、低位株に限らず、リターンリバーサル、良く下がったものから出直るんじゃないかなという視点からこういうリストを作りました。こちらも半年の値下がり率上位から実力株を抜き出したものですが、オルガノも57%下がっています。例えばイビデン、 下方修正しています。ここではスター精密を見てみましょう。
スター精密は2月本決算銘柄ということで、ついこの間業績今期見通しを2桁減益で 発表しました。2桁減益で発表したにも関わらず発表からすでに3割ぐらい駆け上がっているということです。今回の決算発表のポイントというのは、減益の発表があっても そこを折り返して株価が上がるかそれを見極める非常に重要なポイントであると。
むしろ増益のものは当然上がっていくわけですが、減益で一発売られたところを底に 折り返すというパターンが非常に多いと思いますので注目してもらいたいと思います。