■マーケットウィナーズ( 3/1 放送 )

テーマ: 「新興市場第3四半期決算 注目銘柄」
ゲスト :
中村孝也 氏
((株)フィスコ シニアアナリスト)
中村氏: 前回出演させて頂いたときは新興市場決算はまだピークを迎える前だったので、今回は それをまとめてきました。決算を終えて、新興市場の数字をまとめてみたものです。


  新興市場の経常利益増益率が中間期と比べて第3四半期は鈍化しているという傾向には変化はありませんでした。東証1部の場合はどちらも8%と利益横ばいを保っていますが、新興市場はちょっと鈍化してしまったという形ですね。ただし、減益になりそうな勢いまで下がっていた状況からは第3四半期回復したんですね。2桁増益を確保できたということと、東証1部の増益率を上回る推移であること。この2点というのが確認されたんですね。もう崩れるかと思いましたのでホッとしました。
こういう結果を受けて、好決算銘柄のスクリーニングをお持ちしました。


  過去180営業日の株価騰落率上位、かつ第3四半期のみの経常利益がかなり良く なっている企業。これをピックアップしてきました。これをまとめたものがこちらです。


  いっぱい銘柄を持ってきてしまったんですけど、この中では赤になっているところですね。日本風力開発ですとか、さくらネットですとか、アクロディア、アクセルというところですね。この辺が業績的に特にいいかなというような状況ですね。
年初に機関投資家ですとか、年金資金が新興市場を買ってくるという観測があったわけですが、日経ジャスダック平均下がってないんですね。誰が買ってるんだと、いうようなことを調べてみたら、現在足元では信託銀行経由の買いが膨らみつつあります。


  年金資金というのは信託銀行経由で買いを入れてきますので、年金資金が買っている可能性がでてきたということですね。資料が間に合わなかったんですが、2月の第3週の数字も入手しました。これは買い越しが28億円まで膨らんでいます。足元では年金資金の買いが活発化している可能性があると、そしてこちらも調べてきたんですが。


  年金資金が組み入れる候補銘柄ですね。
どういうものかと言うと、ラッセル野村スモールキャップといって、年金資金がベンチマーク、それを基準にして運用している指数なんですが、それの組み入れ上位です。
この中見てみますと、3月決算企業ではないんですが、ワークスアプリであるとか、 サイバー、この辺の決算が良かったかなというような感じですね。
さらに最近買い需要があるなと感じていることがもう1点ございまして、2月22日に 日経新聞の報道にあったと思うんですが、日興アセットマネジメントが日本の新興市場の株価指数であるS&P、日本株100指数に連動する上場投資信託ETFですね。これを東京証券取引所に上場する予定であると。ETF組成にあたってなんですが、まず指数に連動する銘柄というのを買い集める必要があると。


  これが、私が試算した組み入れ銘柄推計上位30ということです。
結局のところこの中も業績良いものがありまして、サイバーエージェント、年初から繰り返していますぐるなびとかですね、先ほども出てきたワークスアプリも入ってますね。 あとは一番最初に決算が良いんじゃないのと申し上げた日本風力開発であるとか、アクセルとかがこの中には入っているというものですね。
最後に何を申し上げたいかといいますと、結局今の地合いであれば主に時価総額上位を対象にしたものに買いが入りやすい状況であると。さらにですね、好業績銘柄であれば尚可であるというようなことは一つ言えるかなという風に思うんですね。これまで銘柄たくさん出てきましたが、まとめてみるとこのような形になります。


  3月決算企業のものでは日本風力開発、アクセル。時価総額上位であり、かつ好業績 銘柄ということですね。まず日本風力開発のチャートを見てみますと、環境関連ということもあって株価はきれいに右肩上がりを遂げていますが、背景には極めて順調な業績もあるということですね。もう1社、アクセルを見てみますと、決算発表と同時に窓を開けて上昇しました。その後は順調に株価が推移しているという状況です。