■マーケットウィナーズ( 2/23 放送 )

テーマ: 「国際商品市況と関連銘柄」
ゲスト :
鈴木一之 氏
(マーケットアナリスト)
鈴木氏: 先週、先々週ぐらいから国際商品市況の上昇が強まっており、それによって景気敏感株の素材株の株式市場の活躍がかなり激しく始まっているように思うんです。今回はそれを取り上げてみたいと思います。
まずは、価格の上昇の現状からです。原油価格、金価格というものの上昇が非常に強まっていますので、それに引っ張られる形で非鉄市況の上昇が目立っていますね。


 

アルミの上昇は、2/6水曜日までの値段でロンドンのLMEのアルミが、週末はもうちょっと上がっているんですが、今年に入ってから、特に1月の半ば過ぎからの上昇が顕著となっています。



 

それから次がアルミ合金です。去年、一昨年とほとんど2年間ぐらい値動きなかったものが、ここにきて逆に上昇している。景気は悪いのに物価は上昇する。
スタグフレーションだと言ってしまえばそれまでなんですが、株もダメ、不動産もダメ、世界の投機マネーは市場規模の小さい商品に流れ込んでいるんだ、ヘッジファンドはこっちで稼いでいるんだという見方も当然できます。しかし、そうじゃないひょっとしたら景気が、また新しい浮上の芽が将来的に出始めてきたんじゃないか。



  これなんかも顕著なんですね。今年の2月ぐらいからの上昇が始まっていますし、 2007年1月、去年以降の動きなんです。去年も2月から5月にかけて大きな上昇がありました。中国の春節、旧正月明けなんですね。新しい年度に入る、中国の経済活動が再び活発化する。それが5月、3カ月間ぐらいもの凄い勢いで世界の資源価格を押し上げる。去年も一昨年も起こりましたので、今年もそれが起こるんではないかなという読みもひょっとしたら働いているのかもしれないですね。


 

もうひとつ、鉛です。小さい値動き見えるんですが、今最も上昇力が強い品目になってしまってます。



  非鉄は国際価格。この鉄鋼は薄板、鉄板です。これは国内の価格です。
鉄鉱石の65%の上昇を製品価格に転嫁できるかどうか。マーケットの取引されている価格というのは1月の半ば以降大変な勢いで上昇している最中なんですね。


  それからもう一つ、H型鋼、建築基準法が強化されて、住宅建築、マンション建築が非常に打撃を受けていると言われているのに建築資材であるH型鋼は急角度の上昇を遂げていると。
ひょっとして住宅資材であるステンレス鋼板、これだけはマイナスを続けているんですが、これまでが上昇に転じてくるようになると鉄鋼セクターは昨年と同じような業績の急回復というものが十分に期待できるポジションをまた確保することになってしまいそうなんですね。
岡崎氏: 結局資源価格、景気に対して最も敏感だから、それゆえ1番早く下げたわけですよね。
1番誰よりも早く景気後退を織り込んだと、だから次は誰よりも早く次の景気回復を織り込もうと、こういう動きの兆しが見え隠れしていると言った方がいいですかね。


 

マーケットでは早速動き始めているような銘柄が多いんですが、なんと言っても今統制が非常に強まってきているのがこの非鉄です。住友金属鉱山、銅の三菱マテリアル、鉛の東邦亜鉛、2月4日の週はストップ高を交えながら2月8日金曜日も大幅高を遂げているという銘柄です。そして、非鉄の次に循環物色がもし起こるとしたら、非鉄から機械にいくんではないかなと思うんですね。
先週までは海運、商社ときて今週非鉄にきたんですね。ひょっとしたら機械にくるかもしれない。コマツあたりは住友金属鉱山と非常に株価は平行してパラレルに動く、連動して動く傾向があるんですが、まだ大きな動きが出ていない分だけ来週以降に期待したいなと思うところです。
そして1番出遅れています鉄鋼です。4−12月の決算は経常利益がわずかですが減益だったので、どれもこれもまだ動きが出ないんですが、1番下の太平洋金属、鉄鋼と言いながら非鉄、ニッケルの会社なんですが、こちらも週の半ばにストップ高を交えながら週末もしっかりとした動きを出してきていますので、ここら辺の動きというのは大いに期待できるのかなというところでありますね。