■マーケットウィナーズ( 2/9 放送 )

テーマ: 「新興市場の決算序盤戦」
ゲスト :
中村孝也 氏
((株)フィスコ シニアアナリスト)
中村氏: 3月決算企業の新興市場銘柄どういう状況になっているのかといいますと、 ピークが2月の8日または15日で、判明してるというような状況なんですね。まずは新興市場の足元の業績を見ていただきたいんですが、このような状況になっているわけですね。


  こちらは2月6日現在という形になりますが、新興3市場の3月決算企業の社数ベースです。35%ですね。時価総額で40%ですので、まだ半分が終わっていないというような状況です。それを集計したのがこの数字なんですが、結論から申し上げますとちょっと新興市場の方が東証1部と 比べてあまりよろしくないなというような状況になってきてしまいました。東証1部の場合は経常利益が前年同期で8%の増と、ほとんど減らなかったわけですね。これは意外と頑張ってるなというような気がしますけれども、新興市場の方は一気にガクッときてしまいまして、 2%減というような形になってきてしまいました。利益の3割を占めるヤフーの増益がなければ7%近い経常減益となってしまっているところなんですね。
これも見ていただきたいんですが、新興市場から東証1部に上がってしまった企業って ここ最近結構出てきたと思うんですね。
例えばディー・エヌ・エー、べリサーブ、ソネットというような会社があります。これらを考慮すると、要するに合わせると5%ぐらいの増益なので、単純には2%まで一気にいっちゃったというようなことは言えないんですが、 ただ一つだけ言えるのは増益ペースがどんどん減速してきてしまっているということは言えると思います。


中村氏: これが前年同期の経常利益の減益幅が大きかった企業の一覧ですね。
上位3位を見ていただければわかるんですが、NIF、アジア投資、この2社は ベンチャーキャピタルです。そして3位のTFPコンサルティングなんですが、 こちらは新興市場のファンドの方をやっている会社ですので、投資関連がちょっと 厳しかったなというようなことは見てとれると思います。
ただ1つ言えるのは決算数値が概ね発表されるまでは新興市場は決して悪いという 風には言い切れないんですが、現段階では今悪い数字というのは厳粛に受け止めるべきかなという風に思うんですね。ですので新興市場の決算はあまり良くないかもしれないという前提で投資戦略を考えていく必要があるのかなという風に思います。
取るべきは、投資の王道なんですが、利益の伸びが著しい企業、特に新興市場では王道なんですけどね。そちらに対して資金をシフトしておくことなのかなという風に思います。もう一つ、マーケットの悪い時期というのはいい決算出してもあんまり反応しないことが多いので、じっくりと戦略を練れるとき、銘柄を一つ一つ見れるときだと思います。


  利益の伸びが高くて、かつ利益の伸びが加速しているような会社ですね。
あと四半期のみの利益が1億円を下回っていない、ですので異常値が出にくい会社を 見てみました。
2位のアクセルといったところですかね。システムLSIの会社です。
パチンコ・パチスロ向けなので、あまり業績良くないのかなと思ったら一気に良い業績 出てきましたね。
そして7位、8位の東映アニメとバンダイネットワークスなんですが、どちらもアニメ関連です。東映アニメは、前期があまりよろしくなかったということで反動増というところはあるんですが、数値的にはかなり高い利益成長を遂げてきました。
バンダイネットワークスは発表されてから株価は下がりましたけれども、徐々に見直される展開っていうのもあるかもしれません。
鈴木氏: 親会社のバンダイナムコHDが大変な減額修正を出して、それで一緒に売られてしまっていましたね。